2020 | 6月30日(火) ☆夜中から激しい雨。 強い雨は午前一杯続いたが、夕刻までには雨は治まる。 今日も一日中、宮崎県内には大雨警報と土砂災害警戒情報が出されていて、県南部で被害が出たようだ。 全国ニュースでも流れたようで、妹たちからラインで心配の問い合わせが届いたが、高鍋町内の風雨はそれほどでもなくほぼ影響は無かった。 ☆昼前の大雨の中、商工会議所にコロナウイルス対策のプレミアム商品券を買いに行く。 発売日の日曜日は大変な人出で、買えるまでに長時間待たなければならなかったようだが、今日は雨が激しかったので買い求める人はパラパラで、直ぐに購入で きた。 ☆本を作るには、出版元は編集等の作業をし、印刷製本は印刷会社に発注するのが一般的だということである。 昨日届いた福岡の出版社からの見積もりを見ると、確かに出版費用の半分は出版元の編集等の制作費であった。 つまりこの制作費が出版元の利益になる訳で、この経費を削られると出版元の利益は無くなるということである。 そして一度編集等の作業を終えれば、幾ら部数が増えても、増える経費は印刷会社の印刷費だけなので、発行部数が多いほど一冊の単価が下がって来る。 要するに、しっかりと出版社に支払う書籍制作費を確保し、印刷製本技術に秀でた印刷会社に発注してもらわなければ良い本は出来ないということだ。 私の親しい友人の画家が宮崎市内の出版社の契約社員として働いていて、夕刻に彼女と打ち合わせをしていたら、たまたま帰宅した妻が職場に在った彼女の編 集した作品集を持って帰って来た。 私の高校先輩画家の作品集で、彼女が編集したもので、本にも編集として彼女の名前が記載されてある。 なかなかに仕上がりの好い作品集である。 この作品集は自費出版で、2,000部作られたそうだ。 多くは寄贈されたという。 6月29日(月) ☆朝のうちまで晴れ。 昼前からは小雨となり、一日ぐずつく。 夕刻からは雨脚も止まり、涼しくなる。 ☆午前に妻とエディオンへ。 退職してアトリエに居る時間の長くなった妻が、エアコンを買い替えたいという事で出かける。 私は、現在使っている最低レベルのプリンターとスキャナーを何とかしたいなと思っているので、従業員に説明してもらう。 ☆妻が一晩中寝室で扇風機をかけていたので、今日は起き抜けから風邪気味で体調が良くない。 頭がボーっとして思考能力ゼロである。 昼食を摂った後は、風邪薬のせいで猛烈に眠くなって、しばらく午睡をする。 ☆午睡の後に、書斎で彫刻家の皆さんの作品画集をめくりながら、私が進めている合同作品集のレイアウトの参考例を捜すが、殆ど参考にならず。 ☆夕刻に、見積もりを依頼していた福岡の出版社から丁寧な見積もりが届いた。 しかし、その価格にビックリしてしまった。 先日にネットのカンタン見積もりで出した1,000部の見積もりと変わらない金額で、実現不可能な見積額だった。 みんな、ネット等で”今度、本を出しました!”といとも簡単に告知しているし、新聞でも頻繁に本を出しましたという記事が出る。 自分で本を出版しようと思って、こんなに大変な経費が掛かるのだと分かってから、よくぞみなさんは簡単に本を出版するものだと、信じられない思いがするように なった。 宮崎市内の出版社とは来週に打ち合わせをすることになった。 私が実現出来る範囲での見積額が出なかったら、出版は見送りとなるかもしれない。 6月28日(日) ☆雨上がりのカラリと晴れた一日。 日中は蒸し暑かったが、夕刻からは涼しくなる。 ☆午前はゆったりと過ごす。 ☆午後に、合同作品集に掲載する作品の一覧をまとめる。 予定通りに、日本語で”もくじ”の項目のタイトルを付け、そこへ各作品を入れこんで行く。 先日はこの作業は難航したが、今日はやっているうちになんとかうまく納めることができた。 そしてその一覧に作品画像を張り付けて行って、基本的なデータはまとまった。 後は出版社との打ち合わせで、見積もりに対応したページ数、カラー画像数等を検討して行けば好い。 問題はA5判で通常の縦型の本にすると、私の作品画像は殆どが横長の画像なので、どうレイアウトしてゆくかが大きな課題となるだろう。 しかし作業を進めながら、次第に落ち込んで行く。 何時ものことながら、こういう作業は自分の作品の惨めさを思い知らされる作業になってしまう。 本当に胸を張って見て貰える作品は、限られている。 6月27日(土) ☆朝のうちは青空が広がっていたが、直に雨となる。 雨は激しく、雷雨となり、県内各地で大雨警報や土砂災害警戒情報が出された。 ☆午前は、今夜のハウスパーティーの買い出し。 ☆午後に妻のボーカルレッスン。 私もパーティーの仕込みの合間に、ハーモニカでジョイント。 今日は、書家の堀内景子さんが体験レッスンで参加された。 レッスンの後、講師の片貝さんと照沼さんは、ようやくコンサートの仕事が復活し、小林市の新しく出来たワイナリーのコンサートに出掛けられた。 しかし雨は次第に雷雨の激しさとなり、小林市には土砂災害警戒情報と大雨警報が出された。 コンサートは行われたのだろうか。 ☆書家の堀内さんは、近年は海外での活躍が著しいが、先年は本も出版された。 出版自体は、出版社からの声掛けだったが、出版は自費出版で、1,000部出版されたので、私が先日ネットでのカンタン見積もりで出した1,000部出版の見積 額とほぼ同じ経費であった。 やっぱり自費出版はお金が無いと出来ない。 ☆夜は、妻の昔の職場仲間との恒例のハウスパーティー。 皆さんは宮崎市内から来られたのだが、宮崎市内は大雨で、ワイパーをかけても先が見えない程だったそうだ。 気心の知れた仲間なので、ハーモニカ演奏も上がらずに出来た。 壊れたガスオーブンをだましだまし使って(オーブンが1分半しか作動しないので、頻繁にスイッチを入れ直す)、なんとかオーブン料理もピザも上手く焼けた。 6月26日(金) ☆朝はからりと晴れた。 お昼前後には雲行きが怪しくなったが、午後には恢復。 猛烈に蒸し暑くなり、冷房の駄目な私は一気に風邪気味になって頭は朦朧となり、お腹の調子も悪くなってきた。 ☆午前に歯科医院。 今日から差し歯の根っこの治療。 時々神経に触って、痛みが走る。 ☆午後に本の出版の件で、宮崎市内の別の出版社に見積もりを依頼。 来週あたりに出版社へ出掛けて、細かな打ち合わせをしながら見積もりを出してもらう。 3社くらいに見積もりを出してもらう。 年内には出版したいと思っている。 ☆本に載せる作品画像のタイトルを、昨日の述べたように項目別に日本語で振り分けてみる。 しかし何点かは”月”とか”風”という項目では振り分けられないものがあって、これは言葉使いのプロである伊藤先生に相談してみた方が好いのだろう。 6月25日(木) ☆夜中は強い雨。 雨は午前のうちに上がり、午後半ばからは青空となり、一気に気温も上昇。 宮崎市では6月の気温としては観測史上最高、全国でも最高気温の34,6度を記録。 夕刻からはひどい蒸し暑さとなる。 ☆合同作品集への掲載画像のリストアップ作業の続き。 配列としてどうするかも考えてみる。 年代別に並べるのは単純すぎるし、タイトル別に振り分けて、例ば”MOON DANCE”と”MOON DROPS”は”月”と言うテーマの項目を作り、”MOON DANCE”は”月・ 舞”、”MOON DROPS”は”月・雫”といいう振り分けをすれば、掲載作品も選びやすいし、伊藤先生も短歌を詠み易くなるのではなかろうか。 ☆午後は妻と宮崎市内へ出て、スポーツ用品店とホームセンターで買い物。 ホームセンターでは、先日から捜しているアクリル製の金具系の部品があるのだが、従業員に聞いても見つからず。 確かにこの宮崎市のホームセンターか高鍋のホームセンターで見たことがあるのだが、いざ探そうとすると見つからないものである。 ☆第1回のみやざき総合美術展の審査員が今朝の新聞で発表されていた。 あれっ、と思ったのは彫刻部門の審査員が、都城出身の保田井智之氏であることだ。 私が宮日総合美術展の企画員をしていた時に、毎回審査員を選ぶのが大変で、私たちの世代が知っている著名な彫刻家は殆ど審査に来られているか、鬼籍に 入ってしまわれた方たちばかりである。 そうなると、現役での著名な彫刻家となると、殆ど宮崎国際現代彫刻・空港展の出品者レベルになってしまう。 実際、日本国内での著名な彫刻展での大賞受賞作家は多くが宮崎国際現代彫刻・空港展に参加してもらっている。 そして、現に3月開催の最後の宮崎県美展の彫刻部門の審査員は、日向現代彫刻展及び宮崎国際現代彫刻・空港展の参加作家である岩間弘氏であった。 そんな状況になっているので、私は宮日美展の審査員に保田井氏を推薦しようとしたことがある。 しかし、保田井氏は都城出身であり、空港展の参加作家でもあることから、審査の公平性と言う観点から、出品作家とつながりのある宮崎県出身の作家の審査員 は認めて貰えなかった。 新しい総合美術展になって、こういう縛りは撤廃されたのだろうか。 さらに気になることがある。 春までの宮崎県美展の絵画部門の審査員は、保田井氏の奥さんの宮いつきさんが2期務められた。 そうなると夫婦で宮崎の公募展の審査を連続して務められることになる。 規定的には何の問題も無いだろうが、新しいみやざき総合美術展の運営員の中に、保田井氏と宮さんが夫婦であることをご存知の方が居られるはずだ。 どうして、もっと期間を置いて、ご主人の保田井氏を審査員に迎えなかったのだろうか。 それとも、新しい総合美術展だからこそ、肝いりで都城出身の保田井氏を審査員に迎えたかったのだろうか。 だが、公募展の公平性と言う審査員推薦の基準が、こんなにもあっさりと覆されるのだろうか? こんなに簡単にひっくり返される規定だったら、なぜ宮日総合美術展での私の推薦が拒否されたのだろうか。 極めて釈然としない思いである。 6月24日(水) ☆今日までは梅雨の合間の青天。 日中は爽やかだったが、夕刻から蒸し暑くなり、夜には雨となる。 ☆午前に役場税務課へ、持続化給付金から滞納税金を納めに行く。 しかし延滞金がかなりの額になっていて、まだまだ収めきれず、がっくりうなだれて役場を出る。 ☆合同作品集に収録する作品画像のリストを作成する。 取りあえずHPにアップしている設置作品をリストアップして行ったら、それだけで60数点になった。 だが、このHPに掲載してある設置作品以外にもまだまだ設置した作品がある。 結婚するまでの独身時代には、生涯に1点でも屋外に作品が設置できたらいいなと思っていたが、具象作品等も含めるとかなりの作品を屋外に設置してきている のだ。 また、設置はしていないが個展などのために作った作品集に収録すべき作品等もある。 それぞれの作品をバラバラのフォルダに入れているので、やはり全ての作品をきちんと整理したフォルダを作る必要性を痛感した。 先だってこれまでの作品一覧の記録本を贈って頂いた濱坂渉氏のように、私たちの年代はそろそろ全作品を網羅した記録をまとめるべきなのだろう。 ☆宮崎の国民文化祭は、年度内開催を見送り、来年度の7月から10月の期間での開催となったようだ。 実際、3月までは全ての施設のスケジュールは決まっているので、開催は不可能である。 しかし、次年度は次の持ちまわり県の和歌山が予定通りの会期で実施するという事。 つまり、来年度はほぼ同じ時期に2つの国民文化祭が開かれることになる。 その上に、オリンピックが予定通りに来年に開催されれば、宮崎の国民文化祭はまったくオリンピックと重なってしまう。 ほとんど開催の意味がないように思われる。 ☆これで宮崎国際現代彫刻・空港展は、国民文化祭とは全く関係ない開催となったが(タイトルには国民文化祭が這入るのだろうか?)、しかしこの国民文化祭の 関連イベントとして10月開催に移行していなかったら、今年の空港展は例年通りの6月開催だと中止になっていた。 不幸中の幸いと言うべきか。 ☆明日からまた雨なので、夕刻に庭の草を刈る。 6月23日(火) ☆昨日に引き続き、梅雨の合間の上天気。 朝夕は肌寒く、吹き抜ける風の爽やかさ。 ☆一日、デスクワーク。 出版予定の本の企画案を少し煮詰める。 ページ数は8で割り切れる数字になるらしい。 掲載する作品画像のリストアップも進めて、企画案をより具体化したい。 伊藤先生の健康状態を案じて見舞いの手紙を送った安井君に伊藤先生から電話があり、体調は少し回復されてきたという事だ。 ☆午後にケガの保険の切り替え。 担当者が唐突に、陶芸教室はされないんですかと問う。 我が家はテレビが無いので、日本のテレビ界のことは全く知らないのだが、朝ドラで女性の陶芸家のドラマがあったので、今陶芸をやりたい人が増えていると言う。 彼女も昔、陶芸教室に通ったことがあり、電気窯も持っていると言う。 ただ、彼女が習いたいと言うのではなく、世間の要望として陶芸を習いたい人が増えているのだと言う。 私にはそんな気持ちは全く無い。 ただでさえ、工房のガス窯が邪魔になって仕様が無く、誰か貰ってくれる人を捜すが、誰も貰ってくれない。 昨年、工房を断捨離した時も、陶芸の諸材料を捨てるのは勿体なく、知人の陶芸家に打診したが、即座に不要と断られた。 6月22日(月) ☆カラリと晴れた夏空。 陽射しは強く外気は暑かったが、室内や木陰は肌寒いくらいで風がとても爽やかだった。 ☆午前は網戸の残りを洗ったり、リビングの東窓の日よけスクリーンをホームセンターで買ってきて取り付ける。 ☆昼に高校同窓の安井君来訪。 先年、”香月泰男 凍土の断層”で宮日出版文化賞を受賞し、また今秋に松田正平の評論を出版予定の安井君に、伊藤先生との合同作品集の件で、色々相談に 乗ってもらっている。 そうしたら、君のイメージする本はこんな感じではないのか、と香月泰男と谷川俊太郎の詩画集”香月泰男のおもちゃ箱”を参考資料にと持って来てくれた。 ☆午後から、三兄と四兄と共に石井記念友愛社へ出かける。 実は四兄は大阪の三木楽器に勤務していて、退職後も三木楽器の歴史資料の整理作業をしている。 先年には共著で”三木楽器史”という本も出版している。 色んな音楽家との関わり等で日本国内各地や海外まで足を運んで、資料調査をしている。 その中で、田中家のルーツの調査もしているようだ。 そして、今は日本のオルガンの歴史資料の調査をしていて、三兄から石井記念友愛社にも古い明治時代のオルガンがあると聞いて、法事で帰郷した機会に出掛 けたものである。 ☆児嶋理事長に案内してもらう。 石井十次は明治29年に、孤児たちでブラスバンドを結成し、日本国内のみならず海外まで出掛けて友愛社への支援を呼びかけている。 それらのブラスバンドの楽器や幻灯機、蓄音機はすべてアメリカからの輸入品で相当に高価なものだったようだ。 オルガンもそのころに使われたものである。 このブラスバンドは、岡山孤児院で結成され、ブラスバンドの指導には大阪から来られたと言う。 友愛社は大阪にも拠点があり、児嶋理事長の推測では、石井十次と三木楽器とは何か接点があったのではないのだろうかと言う。 実際、四兄の話では東京音楽学校の最初の卒業生が大阪にやってきたのは、明治20年代半ばなので、友愛社とのつながりが推測されないとも言えないという事 であった。 ただ楽器購入に関しては、友愛社の楽器はアメリカの宣教師経由ですべてアメリカ製であり、三木楽器はヨーロッパからの輸入楽器を取り扱っていたので、楽器購 入に関しては経路が異なる。 しかし今後の調査によっては、三木楽器と石井十次との関係も出てくるかもしれないと言う事になった ☆友愛社を出て、三兄が森の空想ギャラリーに立ち寄った。 そこで、私は空想ギャラリーの教会のすぐ裏に、友愛社のオルガンを修復された調律師の太田さんが住んでおられることを想い出した。 お宅を訪ねて太田さんを呼ぶが、返事が無く、諦めて帰ろうとしているところへ敷き地内に戻ってこられた太田さんを見つけた。 早速、太田さんに四兄を紹介、太田さんは三木楽器のことも、オルガンのこともとても詳しく、四兄にとっては思いがけない出会いとなった。 出会うべきものは、こうして出会うのである。 6月21日(日) ☆曇天の一日。 時折、小雨の混じるとても肌寒い一日であった。 まるで春先に逆戻りしたような寒さであった。 ☆今日も法事。 叔母(父の妹)の7回忌と叔父の25回忌。 叔母の命日は来月なのだが、また皆が帰郷するのは大変だからと、昨日の義姉の法事と一緒に帰郷してもらうことになった。 何時もは自宅での法要なのだが、コロナ対策の三密を避けて菩提寺の木城町・円蔵寺での法要となった。 円蔵寺のある一帯は壮絶な高城の合戦のあったところで、背後の高台にはその時の島津軍・大友軍の戦死者を弔って大友宗麟が建てた六地蔵のある宗麟原が ある。 ☆墓参の後の会食は、昨日と同じ”御船”。 昨日は、午後にハーモニカ演奏があったので少ししか飲めなかったが、今日は何もないので、心置きなく呑む。 ☆2日連続の会食で、胃が重くなり、午後は少し午睡をする。 ☆今日は33回目の結婚記念日である。 33年前も義父のために父の日を選んで式を挙げた。(妻の弁では、毎年お祝が出来るように給料日の21日を選んだということだが) 法事の会食の時にも、皆さんから祝っていただいた。 ”よくぞ33年間も持ったね”と言われたが、本当にそうである。 妻に感謝するのみである。 ☆夕刻まで胃が重くて食欲が無かったが、折角の結婚記念日と父の日なので、安い宮崎牛を買ってきて細やかなお祝いの夕食を摂る。 ワインを呑んだら食欲が戻ってきて、美味しくいただく。 6月20日(土) ☆曇天の一日。 午後後半からは青空が広がったが、不安定な空模様。 気温は上がらず、肌寒い一日。 ☆義姉の13回忌法要。 10時より称専寺にて法要。 墓参の後、”御船”で会食。 姪や甥たちの子供達がみんな大きくなって、誰が誰やらわからなくなってきた。 ☆元々私は昔から親戚関係音痴で、誰がどういう関係なのかという事もさっぱりわからないのである。 それで私は、私自身がさっぱりわからないので、父と叔母が書き残してくれた家系図を元に家系図を作った。 しかし、頭の中には全く残っていない。 ところが、墓参中に四兄が意外な事を話してきた。 大阪在住の四兄は、彼自身も田中家の祖先のことが気になって調べているのだと言う。 田中家の家紋は左三階松である。 私たちは田中家の出身地の香川県大川郡丹生村の隣村・三本松という地名から、三階松が家紋となったと聞いていた。 だがこの左三階松は、愛媛の西条氏の家紋であり、田中のルーツとも関係あるのではないかと、愛媛にも調査に行ったと言うのである。 待てよ、愛媛の西条市と西条氏とは何か関係があるのか? 私は昨年、西条市に行った時に何かすごい因縁で呼ばれていったと感じていた。 西条市という市名は西条藩から由来しているが、その西条藩と四兄の言う西条氏とはどう関係があるのだろう。 ネットで調べると、西条藩の家紋は三葉葵〔西條三葵〕で、三階松ではない。 ただ、左三階松は四国・讃岐では多い家紋の様ではある。 ☆午後は音楽カフェ”暖”で、ジャズミュージシャンの片貝さん、照沼さんを交えてのセッションをした。 別にあらたまったコンサートではなく、お客さんが居る傍らで、私たちが勝手にセッションをすると言うものであった。 セッションが始まると、青空も広がってきた。 法事の流れで、田中家の親族たちも来てくれた。 私も妻とジョイントしたが、最初は気持ちよくハーモニカを吹いていたが、途中で少しミスをしたらたちまちガタガタになってしまった。 ☆先日申し込んでいた、教職員互助会の一日健診の受信決定の通知が届いた。 6月19日(金) ☆午前は雨で非常に蒸し暑かった。 午後からは一気に晴れて来たが、夕刻からは再び雨となる。 夕刻からは一気に肌寒くなる。 ☆合同作品集の出版について、昨日のウェブサイトのカンタン見積もりを見直してみたら、本のサイズを間違ってA4で見積もっていた。 それに伊藤先生が初版は1,000部と言われていたので、部数も1,000部にして、なおかつ流通を営業込みにしていた。 それで本のサイズを一般書籍タイプのA5にして、部数も500部に、流通も営業なしで再見積りしたら、昨日の見積もりの半額近い見積になった。 またこの見積が、絵や写真中心の画集タイプの見積もりで、なおかつカラーページが連続しているタイプの見積もりだったので、実際はもっと安くなるのではと思 う。 もっとも、これまでの経験からウェブ上での見積もりと、実際の見積もりとはかなり違うことが多いのではあるが、一つの目安とはなる。 そして、本棚を捜していたら、俵万智の写真家・浅井慎平との共著”とれたての短歌です。”が、見開きで片面が写真、片面が一行一首の短歌構成で、私の作りた い本のイメージに最も近かったので、これを参考文献の1つとすることにした。 ☆友人が宮崎市内の出版社の契約社員で、営業と編集を担当しているという事なので、上記の再見積りした見積書と”とれたての短歌です。”の画像を送って、助 言をお願いしたら、見積もり額としてはおおよそこんなものだろうという事であった。 それで少しずつ、方向をまとめる手がかりがつかめ始めて来た。 ☆明日に義姉の法事があるので、午後に仏壇と墓の花を替え、香典料を用意した。 ところが香典料を引き下ろした通帳の残高がおかしい。 通帳にはもう残高は殆ど無いはずなのに・・・・と思ったら、なんと昨日に持続化給付金が振り込まれていた! 月曜日に書類不備のメールが届いていたばかりだったので、半ばあきらめていたし、審査に通ってももっと時間がかかるものと思っていた。 これで一気に本の出版の経費が出せそうな流れになってきた。 ☆勿論、持続化給付金からは、妻に建て替えて貰っているインドからの帰国変更便チケット料金や滞納税金等の支払いが待ち受けている。 それらの支払いを済ませた給付金を本の出版経費に廻せると、本の出版が実現出来る。 本の出版は、彫刻家としての活動なので、持続化給付金を充てることは問題ないだろう。 出版社の契約社員の友人の話では、予算に応じた編集もあるという事である。 今年の後半は、この本の出版実現に集中しよう。 6月18日(木) ☆夜中は激しい風雨。 夜明けてからは雨は止み、曇天の一日。 夕暮れてから青空が拡がる。 日中は気温が上がらず、すごく肌寒かった。 しかし夕食辺りから蒸し暑くなる。 ☆午前に歯科医院。 抜けた差し歯の隣の差し歯の根も傷んでいて、膿が溜まっている。 それで歯茎が痛かったようだ。 この膿の溜まった歯の治療をしてから、入れ歯の作業に入るという事で、今日はこの差し歯を強引に抜いて、借り歯を入れる作業。 ☆午後に役場税務課へ。 先日給付された高鍋町のコロナ緊急経済支援金から、滞納している税金を少し払う。 町から支給された支援金を、一部を町へ納めると言うなんだか妙な具合。 取りあえず、保険証を短期から通常の保険証に切り替えることが出来た。 ☆伊藤先生との合同作品集の出版に関して、ネットでいろいろ調べる。 本の出版には商業出版と自費出版とが在り、商業出版だと著者は経費を負担せずむしろ印税が這入って来る。 自費出版だと全て著者の経費負担で、本を書店に並べて貰う流通・委託配本を取り入れると、印刷代にその流通手数料が加算される。 ネットで簡単に自費出版の見積もりが取れるサイトがあったので、試算してみたら、矢張り相当な経費になった。 自費出版など、退職金を充てたりしないと実現できない。 勿論、売れた分だけは経費を回収は出来るが、まずは元手の資金が要ることになる。 ネットでは、商業出版のための企画書のひな形などあるが、殆どの商業出版案内はビジネス書向けにしか書かれていない。 ”本”を出版するって、こんなに大変な事だったのだ。 世の中にはあらゆる本が溢れているが、みんな大変な思いで出版されているのだ。 6月17日(水) ☆曇天。 時折り小雨がぱらついたが、雨にはならず。 朝夕はとても肌寒い。 ☆午前に、岡山の金属展出品の作品の梱包木枠を作成し、梱包をする。 計寸ミスで、深さが足らず、木枠の淵にもう一段木枠を加える。 出品作は1972年作の首像のブロンズ作品。 午後に宅急便で送ろうとしたら、重量オーバーで宅急便では送れず、ヤマト便になってしまったので送料が高くなってしまった。 返却時にも高い送料がかかる訳だから、この無一文のときに手痛い出費となる。 これから出品料の支払いもあるので、頭を抱えてしまった。 展覧会の出品というのは、いつもこんな状況である。 ☆夕刻にKAJIMAの作品集が届く。 6月16日(火) ☆晴天の一日。 午前はまだ雲のかかった空模様だったが、午後からはくっきりとした晴天となる。 午後からはとても蒸し暑くなったが、夜半にはまた肌寒さが戻る。 ☆伊藤先生との合同作品集の件で、出版業界で働いていたことのある友人にアドバイスをお願いしているが、やはりこちらからある程度の企画案を提示しないと おおよその見積もり概算もできないようだ。 仕様としては見開きで片面に私の彫刻作品画像、片面に私の彫刻からインスピレーションを受けた伊藤先生の短歌を一行一首というシンプルな構成にしたいと思 っている。 しかし、では彫刻作品を何点くらい、短歌を何首くらい掲載すればきちんとした作品集になるのか目途が建たない。 手持ちの本をチェックしてみるが、短歌と彫刻作品を組み合わせた本なんて何処にもないので、参考対象が無い。 ☆近年出品している岡山での金属展への誘いが来ていたので、抽象のブロンズは底が尽きたので昔の具象のブロンズ首像を出品しようと思っている。 無収入なので、段ボール箱に這入るような作品をと思ったが、どの作品も手持ちの段ボール箱には治まらなかった。 仕方なく、ベニヤ板と杉荒材を買ってきて、梱包木枠の作業をする。 ☆夕刻に涼しくなったところで、また伸びてきた庭のドクダミの除去作業をする。 6月15日(月) ☆午前のうちは雨模様。 午後には雨は止む。 夕刻からは肌寒くなる。 ☆昨夜寝る前に、国の持続化給付金のことを考えていた。 給付金を受け取った次男が、申請してから2週間くらいで振り込まれたと言っていたので、そろそろ返事が来るころかな、と思ったのである。 それで、夢で給付金の通知が届いて、申請却下の返事だったのでがっかりした。 そうしたら、起き抜けのメールチェックで、持続化給付金事務局からの「現在の確認状況と今後のご連絡について」というメールが届いていた。 おそるおそる開くと、こういう連絡だった。 ” 現在、申請いただいている入力情報および証拠書類等を照合し、内容を確認しておりますが、申請内容に不備がある、または一部の特例を利用されているため 、手続に時間を要しております。 不備につきましては、軽微なものについては事務局において修正作業を行いますが、事務局で修正できないものについては、別途メール等でご連絡させていた だきます。 これにより不備が解消され次第、給付通知「持続化給付金の振込のお知らせ」の発送をもってご連絡させていただきますので、通知が到着するまでいましばらく お待ちください。 また、申請に不備がない場合でも一部の特例を利用されている場合は、申請要領に記載された通り、確認に時間を要することについて、ご理解いただきますよう お願いいたします。 ” やはり書類に不備があったという事だ。 しかし、申請は却下すると言う内容ではない。 もうしばらく様子を見る、という事だろうか。 ☆恩師で歌人の伊藤一彦先生との、先生の短歌と私の彫刻作品との合同作品集を出版する計画の件で、先日、先生宛に手紙と資料を送っていた。 それで今日の午後に先生に電話を入れたら、ご在宅だったが、電話口の声が元気が無かった。 何時もはとても快活で骨太な声の先生なのである。 ところが、先生は昨年に体調を崩されて、現在は人と会うこともできず、自宅で養生されているという事であった。 色んな役職や選歌などで超多忙な日常を送られてこられた先生だが、現在はその多くの役目も退かれ、色んな打ち合わせは電話でのみとされていること。 先生は、問題の国民文化祭の企画会議の会長もされていて、時々この国民文化祭の打ち合わせにだけは出かけざるを得ず、その場合も短時間で切り上げて来 られるということ。 近いうちに先生宅へお伺いして、打ち合わせをしようと思っていたのだが、それが出来ない状況だとわかった。 長年第一線で超多忙な活動を続けて来られたところへ、この国民文化祭の重責務が重なって、とうとう精神の緊張が崩壊されてしまったようだ。 夜が全く眠れないということ。 気力も無くなり、短歌を作るにも力が湧いてこないということであった。 そうであればこそ、今やらなければ作品集の出版は不可能となって来る。 しかし、本を出版するとなると経費が掛かる。 先生も歌集を出されるときは、買い取りと言う形でかなりの出費をされるということである。 短歌はマイナーな世界なので、売れる部数が限られていて、商業出版ではなく自費出版になるようだ。 まして、私の作品をカラー写真にすれば、相当な経費になるだろうということ。 今年の私は仕事がなくなり、時間はたっぷりあるが、収入は無い。 これでは、出版なんて不可能である。 取りあえず、企画案を作って、色んな方面から情報を収集しておおよその経費を概算してみる必要がある。 ☆午後に、妻のボーカルレッスン。 私もハーモニカでジョイント。 自粛の解除で、音楽関係も徐々に演奏の機会が出始めたようだ。 6月14日(日) ☆朝は驚くほどカラリと晴れた。 だが山添いは雲が多く、お昼に向かって次第に雨雲が被い、午後からは時折のどしゃ降りとなる。 強風の一日でもあった。 ☆起き抜けの天気が良かったので、予定通りにお弁当を作って、妻と都城市へ出かける。 今日はのんびりと、高速を使わず地道で走る。 ☆まず、都城美術館へ。 「ハロー・ワールド」という、都城美術館の収蔵作品で構成された展覧会を見る。 コロナ感染症の拡大で、通常の企画展が開催できず、急遽、所蔵品での展覧会を組立てたものだったので、私は美術館に行って観るまで、何の展覧会なのか全く 知らなかった。 タイトルは、コロナウイルス禍が世界規模なので、都城出身の作家達が海外へ出て描いたり彫ったりした作品を展示紹介するという内容と、日本の芸術家たちに 表現上の影響を与えてきた海外の作家達を紹介展示するという構成内容から取られたものであった。 それだけに、充実した作品の展示に、思いがけず濃厚な時間を過ごすことが出来た。 久し振りに、作家経歴を見ながら、1点1点を丹念に観て行った。 好きでもない山田新一の画面のディティールをこんなに見て行ったのは初めてである。 今年度に版画2人展を企てている妻は、版画作品を入念に見ていた。 私にとって驚きであったのは、37年前にこの都城美術館で個展を開催した又木啓子さんの作品が、しかも私が最も魅かれていた作品が収蔵品として展示されて いたことだ。 ☆美術館を出て、話題の都城市立図書館「Mall・Mall」へ。 噂通り、非常に開放的な広い図書館で、市民は思い思いの場所でゆっくり読書に浸ることが出来る。 多くの市民が図書館に行きたくなる訳である。 持ってきたお弁当を、図書館沿いの木製ベンチで摂る。 ☆図書館を出ると、私の作品”MOON DANCE”が近くに設置してあることに気付き(2004年9月設置)、16年ぶりに立ち寄る。 やはり大理石作品なので、酸性雨に侵され見苦しく黒化していた。 日本の気候ではこうなってしまうのは致し方ない。 ☆次に、今回の都城訪問の目的のメインであった版画工房を訪ねる。 妻がかつてお世話になった版画家の工房で、本来なら5月の連休中に版画工房巡りをしたいと思っていたのである。 しかし、残念ながら工房は日曜日は閉まっていた。 ☆帰路に、関の尾の滝へ向かったが、途中で局地的などしゃ降りになり、駐車場まで行ったものの、引き返して高鍋へ向かう。 復路も地道でゆっくり帰る。 ☆帰宅すると、やはり高鍋でも強風だったらしく、庭の木の枝が折れて落ちていた。 ☆帰宅してスマホでフェイスブックを見たら、又木さんが先ほど観た都城美術館の作品を投稿していた。 展覧会は5月19日から始まっていたので、これまでにも投稿する時間はあったはずで、昨日までに投稿されていたら、私は都城美術館での企画展の内容につい ての予備知識を得ていただろう。 しかし想定外に又木さんの絵に”再会”したところへ、午後になって本人がその作品をフェイスブックに投稿したので、何か不思議な巡りあわせを感じた。 6月13日(土) ☆概ね晴天の蒸し暑い一日。 雲は不安定で、時折り雨がばらついた。 ☆非常に蒸し暑い夜で、熟睡できず。 ☆午前のうちに伸びてきた庭の草刈り。 先日撒いた除草剤は少しは効いているが、撒いた量が少なかったようだ。 ☆合間を見て年賀状の整理をしている。 フォルダから年賀状を外す作業で首筋がすごく凝ってしまって、一日で1,2年分を整理するのが精いっぱいである。 以前は毎年300通くらいの年賀状が届いていたので、今では記憶にない人まで居る。 断捨離しながら、立派なコレクションにもなるのになあ、と複雑な気持ちになる。 そして鬼籍に入ってしまった友人・知人が多くなってきているのにも切なくなる。 ☆そう思っているところへ、夜になって海外の彫刻家の訃報が這入って来た。 2016年のロシア・イルクーツク(ルクモルエ)に小林照尚氏と参加した時に一緒だった、フィンランドのRisto Immonenが急逝したというFacebookでのISSAコミュニ ティーでの告知だった。 私はその前に、中国のPintangでもImmonenと一緒だったので、イルクーツクに居る間は私と小林氏とImmonenは親しくしていた。 実はその時のフィナーレのステージで、オルガナイザーのThierry(ベルギー)がロカビリーを歌いまくっているのをギターで合いの手を打っていたのがImmonenで、 その元気の塊のような大男のThierryも昨年に癌で亡くなって、世界中の彫刻家たちを驚かさせた。 つまり、イルクーツクのステージで歌いまくり、それをギターで伴奏していた2人が相次いで亡くなってしまったのである。 小林氏とも連絡を取り、いよいよ私たちもいつ死んでもいいように充実した毎日を送ろうと誓い合う。 6月12日(金) ☆日中は晴天。 非常に蒸し暑く、マレーシアに戻ったみたいだった。 午後からは雲が出て夕刻からは雨となる。 ☆午前にガス屋がガスレンジとオーブンの見積もりを持って来る。 ガスレンジの方が先に寿命が来て、ほとんどダマシダマシ使っているので、買い替えようとガスレンジの見積もりは以前に取ってあった。 そこへ今度はガスオーブンが壊れたので、ガスオーブン込みの見積もりを出してもらった。 せっかく買い換えるなら、私たちが生きている間にはもう交換の必要のないものに替えたい。 ☆高鍋町のコロナ緊急経済支援金が振り込まれた。 しかしネットの情報では、国の持続化給付金の給付状況があまり良くなくて、何度申請しても却下される事例が多発しているようだ。 私にはまだ書類不備の連絡は来ていないが、最終的に申請却下の文書が届く可能性も高いと言うことだ。 この国の持続化給付金が受給できなかったら、高鍋町の支援金が唯一の”収入”になるので、国の持続化給付金の申請結果が出るまでは、手を付けずに置こうと 思う。 ☆夜の8時前後に突然の花火。 高鍋町総合体育館辺りの高台から花火が上がっている。 今月1日に、全国の花火師がコロナ自粛の全国一斉悪疫退散祈願の花火プロジェクトを立ち上げたことは知っているが、そのプロジェクトへの連動なのだろうか。 週報にも新聞にも何の告知も無かったが、多分そうなのだろう。 2階の子ども部屋のベランダから良く見えたので、雨の中の思いがけない花火をしばし楽しむ。 6月11日(木) ☆一日雨。 夜に這入ってから雲が切れて来る。 ☆妻が退職して、教職員互助会の退職互助部に加入したので、色んな書類が送られてくる。 その中に一日ドッグの案内があって、申し込み締め切りが明日までだった。 教職員互助会の人間ドッグの費用はとても安いし、私も家族会員で加入したので、妻と一緒に申し込んだ。 我が家は父方も母方も癌家系なので、ほぼ100%近い確率で私も癌で倒れるだろう。 それでそろそろきちんと人間ドックを受けておくべきだと思っていた。 ただ申込者が多いので、受診できるのは抽選で当たった人だけである。 ☆やはり今年の宮崎県での国民文化祭は、年内開催が見送られた。 ただ中止ではなく、時期を来年1月から来年度の半ばまでの延期で検討していると言う河野知事の見解である。 だが、国民文化祭は各県の持ち回りなので、来年度はすでに和歌山県での開催が決まっていて準備も進んでおり、和歌山県側も宮崎県からの延期要請は受けて いないという事である。 もし1月から3月までの期間に開催となったら、大きな問題が幾つかある。 その一つは、今年度に宮日総合美術展と宮崎県美展が統合されたみやざき総合美術展の開催を、わざわざ今年秋の国民文化祭の期間から外して、来年2月に 持っていった意味が全く無くなってしまう。 わざわざ宮崎県の芸術の秋の目玉であった公募美術展を、突拍子もない2月開催に持ってきた目的が何の意味も無くなってしまうのだ。 これでは県内の美術界の猛反発が起きることは必至である。 それに、すでに県立美術館は、この第一回みやざき総合美術展で会場を抑えてある訳だから、この時期に国民文化祭の美術展が県立美術館で開催できるわけ はないのである。 さらに2月の宮崎は野球とサッカーのキャンプシーズンである。 ただでさえ例年のこの時期はホテルが満杯でまったく宿が取れない。 その時期に国民文化祭を開催すれば、ホテルの確保はほぼ不可能である。 6月10日(水) ☆天気予報では雨だったが、朝からからりと晴れた。 夕刻からとても蒸し暑くなり、夕食時にはエアコンを入れた。 夜になって雨となる。 ☆一段落したので、午前に歯科医院へ。 差し歯の治療を始める。 レントゲンを撮ってもらったら、差し歯の受け側の歯が2カ所割れていて、それが痛みの原因だと分かった。 他の近くの差し歯も傷んでいて、やはりそこも歯茎が痛かった。 それでまずは差し歯で傷んだ箇所の治療をして、その後に入れ歯にすることになった。 治療には長期間の通院が必要だという事だったが、今年は何処にも行かないので何の問題も無い。 差し歯の受け側の歯が割れた原因は、噛み合わせが悪くなっていて、下の前歯が差し歯に当たって押し上げていたので、下の前歯を少し削った。 ☆歯科医院の治療椅子を倒して横たわっていると、とても気持ち好くなって寝てしまう人が多い。 私も今日は何度かウツラウツラとなった。 ☆先日申請した、高鍋町の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策支援金の受付通知が届いた。 土曜日に投函したので、役場には月曜日に届いたのに、もう今日に通知が届いて金曜日には振り込まれることになった。 高鍋町は万事対応が遅いと思っていたが、迅速な対応にとても驚いた。 私は申請書類とは別に、オーストラリアからのシンポジウム延期通知の書類、中国のシンポジウムに招待が決まっていたメールのやりとりのコピーを添えて提出し たので、コロナによって明らかに仕事が無くなったのが明然としていて、それで審査がスムーズだったのかもしれない。 今回も支援金は滞納税金の納入で大半は役場にお返しすることになるが、事業支援金なので、100V3馬力のエアーコンプレッサーを買いたいと思っている。 アンジェラスの森の作業場は、動力のエアーコンプレッサーが故障してしまったし、月々の基本電気料が馬鹿にならないので動力を解約した。 しかし先日までの作業で、やはりエアー工具が使えないことが大きな支障になっていたので、100Vのエアーコンプレッサーが欲しいと思った。 100V3馬力のコンプレッサーでも、簡単なエアー工具は充分に使える。 6月9日(火) ☆午前は雨。 昼から青空が広がったが、ほどなく雲が広がり、夕刻から再びの雨。 ☆午後から某海外コンペのエントリー準備作業。 昨日完成させた作品のタイトルを決定。 2点以上の応募と言う条件なので、それぞれのタイトル、寸法、素材、コンセプト一覧を作成。 夕刻までに図面を描いて、データを揃える。 夕食の準備をしながら事務局へ添付メールでデータを送る。 容量が大きかったのでメールが返って来るかなと思ったが、夕食を摂っている時に事務局からデータ確認のメールが届いた。 データは完璧ということ。 この某国のコンペは殆ど出来レースなので、採用される望みはほぼないが、春以降、本来の彫刻家としての活動を何もしていないので、ようやく彫刻家の作業が 出来てほっとする。 ☆午後に買い物に出かけると、雨が止んで青空が広がっていた。 それで、コンペのエントリー作品の画像を撮りなおそうと思って、買い物から帰って作品を軽トラに積み、海へ向って走り始めたら、もう青空は消え、今にも雨になり そうな重く暗い曇天に急変してしまった。 画像の撮りなおしは諦める。 ☆夕食後に、何時ものように妻とライブの練習をしていたら、不思議な体験をした。 ピアノの上に、この春に妻が退職記念で職場の皆さんに贈った版画の額が立てかけてある。 ハーモニカ演奏を休めている間に、ピアノを弾いている妻の後ろ姿を見ていたら、その小さな版画の画面がぐんぐんと奥行きが深く拡がってゆく。 リビングの東窓のカウンターにも、一回り大きい同じ版画を立てかけているが、そちらを見ると同じように画面がぐんぐん奥行きが広がっていく。 たまに画集を見ていて、ある作品がすごく立体的に見えて来て驚くことがあるが、同じような錯覚かもしれない。 でも一度そう見えてしまうと、妻の版画への見方が変わってしまった。 6月8日(月) ☆概ね晴天。 しかし天候は下り坂で、午後からは薄雲がかかりどんよりした空。 気温は上昇して蒸し暑かった。 ☆一日、アンジェラスの森で制作。 明日から本格的な雨の予報なので、なんとかして今日中に作品の画像を撮りたくて、突貫で作業をする。 夕刻までに研磨作業を終えて、躯体にカッティングラインを入れて仕上げ作業。 作業を終えた時には、アンジェラスの森はもう薄暗くなっていたが、海辺ではまだ明るさが残っていたので急ぎ海へ向かって、なんとか画像を撮る。 ☆この作品は、私にとっては全く新しい展開の作品で、プランも未消化のまま作業に這入ったので、仕上げをどうするかも決まっていなかった。 某海外コンペの締めきりに合わせての突貫作業だったので、消化不良の作品となった。 ☆今朝の新聞を見たら、昨日は宮崎県庁前の楠並木朝市が3か月半ぶりに開催され、多くの人で賑わったようだ。 こうして日常が少しずつ戻りつつある一方で、他の県内各自治体では4カ月先の10月開催のイベントの殆どがすでに中止が決定している。 なんだかちぐはぐな気もするが、姿の見えないウイルス相手だけに、担当部署はジレンマに陥っているだろう。 そして今日には、世界中のコロナウイルス感染者があっという間に700万人を突破した。 6月7日(日) ☆晴天の一日。 気温はぐんぐん上昇して、とても暑い一日であった。 宮崎県内では各地で真夏日となった。 ☆今日は好いお天気だったので、アンジェラスの森で制作。 今日から手磨きに這入る。 気温が高かったからか、今日は一昨日のようには蚊には悩まされず。 ☆あれほど除草したのに、あっというまに我が家の庭には再び草が生い茂ってきた。 妻が除草剤を買って来たので、試に除草剤を撒いてみる。 ☆今日の午前4時の時点で、世界中のコロナウイルスの感染者は685万人を超えていた。 この勢いだとやはり1,000万人は超えてしまうだろう。 例年だと、今の時期は宮崎国際現代彫刻・空港展の時期だ。 一昨日に事務局の田村から、まだコロナの状況で返事の出来ない海外作家参加者名を除外した今年の開催要項が届いた。 今のところは開催に向けて通常通りに、10月開催に向けてのスケジュールで進めている。 しかし宮崎空港のオアシス広場での催事が平常に戻らないと開催はできない。 今のところは、宮崎空港でのオアシス広場のイベント中止は6月29日までとなっているが、これは4月時点での決定事項なので、7月以降は状況次第でどうなるか はまだわからないだろう。 ☆差し歯が抜けたのを再び瞬間接着剤で取り付けたが、やはり歯茎が痛くて、今夜はとうとう夕食時に前歯で物が噛めなくなった。 やはり瞬間接着剤で炎症を起こしているのではないのか。 6月6日(土) ☆一日雨。 雨は小降り状態。 ☆雨なのでデスクワークで過ごす。 ☆某海外コンペのアプリケーションの準備。 ☆高鍋町の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策支援事業について役場のホームページを開いたら、詳しく記述されていて、申請用紙もダウンロードできた。 基本的に郵送での申請とあったので、提出書類を揃えて、午後には投函する。 ☆一方の宮崎県の小規模事業者継続給付金についても、昨日ネットで検索したものは4月30日付のものだったので、県庁のホームページから担当部署の商工 観光労働部の情報を見てみた。 そうしたら、商工観光労働部の掲載データは6月3日更新のものだったので、給付用件が緩和されたかと思ったが、全く何も変わっていなかった。 相変わらず対象は3月、4月のみで5月は対象になっていない。 今朝の新聞記事でも、給付用件の75%以上の収入減少と言うのは、お店にとっては店が潰れる規模の収入減であって、申請したくても申請できない事業なのだと 言う。 宮崎県には、宮崎県内の個人事業者を救わねばと言う心からの熱意は全く無い、ということだ。 ☆今日廻ってきた回覧板を見ていたら、町内の色んなイベントの中止や延期の一覧が在った。 当然、夏のお祭りは神事以外は全て中止になった。 それで毎年、夏祭りの太鼓台に乗るのを楽しみに帰省している長男にも、折り返しラインで連絡した。 ほかにも10月の大きなイベントも中止になっている。 町内での大きなイベントが中止の中で、全国から多くの人がやってくる国民文化祭が開催できるのか? 普通に考えたら、大規模な集団移動も、宿泊も密集も伴わない地域レベルのイベントが中止なのに、そこへ全国規模のイベントの開催はOKなんてことはあり得な い。 県は出来るだけ早期に方向を示すべきだろう。 6月5日(金) ☆午前は晴天。 午後からは雲が出て夕刻には曇天となる。 非常に蒸し暑い一日で、宮崎県内は各地で30℃を越す今年最高気温の真夏日となった。 ☆午前と、午後にアンジェラスの森で制作。 蚊取り線香を焚いても、蚊に悩まされた。 ☆昨日申請した国の持続化給付金とは別に、宮崎県にも小規模事業者継続給付金と言うのがあり、照沼さんはすでに申請して受給したということだった。 しかし、この県の制度では売上減少が前年同月比で75%以上で、しかも対象月が2月から4月までである。 私は昨年は4月までは全く収入がなかったので、4月までの限定では売上減少は無いので、対象外である。 だがこの75%という規定が厳し過ぎて、申請事業者がとても少ないと言う報道もある。 そうして、昨日の国の持続化給付金も、今年に事業を始めた事業者は前年度の事業実績が無いので対象とならなかったのが、対象となるように改められた。 それならば宮崎県の制度も対象月が改められたかと思ってネットで調べてみたが、やはり対象月は2月から4月までで、何も改められていなかった。 ☆ところが、夕刻に届いた高鍋町の週報に目を通していたら、高鍋町でも制定している新型コロナウイルス感染症緊急経済対策支援事業の対象者が拡充されて いる。 これも対象月が3月と4月に給付用件が限定されていたが、3月から5月に拡大されていて、対象外だった私も申請できるようになった。 ひょっとすると、宮崎県の方もいずれ給付用件が5月まで拡大されてくるのではないのだろうか。 これらの給付金が給付されるとすごく助かる。 と言うのは、来年1月に妻と一緒に版画展を予定しているのだが、いまの状況では時間はたっぷりあっても、制作の諸材料費が全く無いのである。 6月4日(木) ☆前半は小雨。 午後からは雨脚も止まる。 ☆昨夜は歯茎の疼きで殆ど熟睡できず。 ☆朝一に役場の税務課へ。 歯科医院へ行くにも保険証が5月一杯で切れていたので、定額給付金の残りで少し滞納分を収めて保険証を出してもらう。 ついでに持続化給付金について訊ねる。 この先ずっと無収入なので、滞納している税金を払うにはこの持続化給付金の受給しかないのである。 もちろん税務課は給付金の窓口ではないのだが、ネットで調べてみてもサッパリ要領が判らないので、税務課の職員と一緒にああでもないこうでもないと頭をひね り、おおよその申請方法の目途が建った。 ☆帰宅して、必要書類を準備し、スキャンして、持続化給付金のオンライン申請を試みる。 途中で、新聞やネットでの必要書類一覧に記載していないデータの記述や画像の添付が要求されたりして、何度も作業を中断してようやく最後の申請完了までた どり着いたところで、エラーメッセージ。 ページを戻ると、途中までの打ち込みは残っていたので、消えた分だけ再度打ち込んで、無事にオンライン申請が完了した。 申請の結果については、文書で案内が送られてくるということ。 この給付金は私たちのようなフリーランスの職種の者も対象になるので、ミュージシャンの次男に申請したかどうかをラインしたら、彼は初日に申請してとっくに給 付金を受け取っていた。 ☆午後から妻のボーカルレッスン。 講師の片貝さんと一緒に音楽パートナーの照沼さんも来られたので、レッスンの間に私と照沼さんは2階で持続化給付金の話などをする。 そうしたら、照沼さんは、我が家へ来る前に高鍋町商工会議所の申請サポート会場で申請してきたということ。 片貝さんも、数日前に同じく高鍋町商工会議所で申請したのだと言う。 というのも、宮崎市は申請サポート会場の開設が今日なのだ。 それで一日でも早く給付金の受給申請をしたい宮崎市及び宮崎市周辺在住の方たちは、他の町の会場で申請しなければならず、お二人とも一番近い高鍋会場で 申請されたのだという。 また、照沼さんは宮崎県の小規模事業者事業継続給付金の申請もされ、こちらはすでに支給を受けておられた。 ☆レッスンの後、お二人を川南町の”峠の茶屋”と”音楽カフェ暖”へ案内する。 ”峠の茶屋”で絶品の抹茶ソフトクリームを堪能した後に”音楽カフェ暖”へ。 妻が、片貝さんと照沼さんお二人に何か仕事に繋がれば、と案内したのであった。 そこで即興ライブが始まった。 ”音楽カフェ暖”は天井が高く、音がとても柔らかく優しく響く。 今日は雨上がりで見透しが悪く、残念ながら日向灘は望めなかったが、天気の好い日の昼下がりは、茶畑と日向灘を背景にまったりした素敵なアコースティック・ラ イブが出来そうである。 オーナーの梅木さんもライブ活動をされていて、片貝さんと照沼さんとの共通の友人が多いこともわかり、話も盛り上がった。 たまたまクラシックの声楽の方が息抜きで来られていてピアノに向かっておられたので、ジャズの片貝さんとの即興コラボも実現した。 素敵な午後であった。 6月3日(水) ☆午前のうちから雨。 雨は小降り状態。 水冷で気温は上がらず。 ☆午前に、九電工が工房のメーターと以前の契約アンペアの接続部を撤去に来る。 ☆注文していたマキタの125mmグラインダーが届いた。 昨春に125mmグラインダーが壊れて以来、100mmグラインダーで125mmディスクを使っていたが、どうしてもディスクがぶれてしまう。 事故が起きてからは取り返しがつかないので、新しいグラインダーをネットで注文した。 以前使っていた変速スイッチ付きの最強力グラインダーが製造販売中止になってしまっているので、ネットでそれに代わるものを捜した。 ところが、今日届いてみると、思っていたものより一回り小さくて軽い。 そして変速スイッチだと思っていたものが、単なる電子制御だった。 それでネットで再検索してみたら、別な強力型のグラインダーが見つかった。 痛恨のミスである。 ☆昼食時にまた差し歯が取れてしまった。 再び瞬間接着剤で止めたが、直後から歯茎が疼き始めた。 やはりきちんと歯科医に行くべきなのだろうが。 ☆ガスオーブンが壊れてしまった。 今朝までは普通だったのだが、解凍とオーブンが直ぐに切れてしまう。 ガス屋に調べてもらったら、熱の風を感知する装置が寿命で作動しなくなってしまったということ。 メーカーに問い合わせて貰ったら、すでに設置して20年以上なので部品の在庫が無いということ。 つまり、買い替えなければならないということ。 色んなものが寿命が来る。 ガスオーブンはかなり高価なものだということで、無収入の現在、とてもではないが対応できない。 頭が痛い。 ☆私だけではなく、彫刻家の皆さんはずっと気になっていただろうことがある。 例の慰安婦被害者「平和の少女像」の著作権のことである。 一般の方たちは殆ど知らないだろうが、作品には著作権が在り、同じ作品が複製される場合は作家に著作権料が支払われる。 例えば年末恒例のレコード大賞等の副賞のブロンズ像は、その制作者に毎回著作権料が支払われ、それで作家の生活の安定化の一助になっている。 それですごい勢いで世界中に建てられている「平和の少女像」を制作した彫刻家の金夫妻には、一体どれだけの著作権料が這入っているのだろう、といつも気に なっていた。 ようやく今日のネットニュースの中で、この「平和の少女像」の著作権料について書かれていた記事があった。 記事に寄れば、「平和の少女像」は一体につき、著作権料が日本円に換算して300万円が金夫妻に支払われている。 この金額は別に破格の著作権料ではない。 通常の正当な著作権料だろう。 しかし、世界中に建てられている「平和の少女像」の数が問題である。 現在、世界中に建てられた「平和の少女像」は95体にも及び、単純計算で彫刻家の金夫妻には2億8,500万円の著作権料が支払われていることになる。 でも、多分、この著作権料をむしり取っている輩が居るのだろう。 6月2日(火) ☆梅雨の晴れ間。 薄雲のかかった、すっきりした晴天ではなかったが、宮崎県内は各地で30℃近い今年最高気温を観測。 ☆アベノマスクが届いた。 今朝、新聞を取りに行ったら郵便受けの中に這入っていた。 普通の郵便物は昨日の午前に配達されているから、マスクは午後に各戸に配達されたようだ。 我が家にはマスクの備蓄も充分にあるし、店頭にも通常価格で並ぶようになったので不要だと思ったが、菅長官の”第2波、第3波に備えて、施設等に寄贈しない で保管して下さい”という呼びかけに、なるほどと思った。 第2波、第3波は必ず来るし、専門家の話では全く未知のウイルスなので、第2波がとんでもない想定外の破壊力で襲ってくる可能性も高いという事である。 安心していると、第2波、第3波が襲って来た時に、またスーパーからマスク等が消えてしまうことが目に見えている。 ☆午後からアンジェラスの森で制作。 昨日は雨上がりだったので作業場はびしょびしょだったが、今日は晴れ模様だったので爽やかな森の中の気候だった。 6月1日(月) ☆午前は曇天で冷え込む。 お昼前に小雨となったが、午後には薄日も射して気温も上昇する。 ☆今朝の新聞に、一面記事で宮崎県民向けの持続化給付金の案内があったので、目を通す。 フリーランスも含む個人事業者で上限100万円が支給されるので、確定申告をしている私も対象となる。 だが、この給付額の計算の仕方が全く分からない。 給付額は前年の総事業収入から(前年同月比マイナス50%月の売り上げ×12か月)を差し引いた額で、上限が100万円となる。 (前年同月比マイナス50%月の売り上げ×12か月)って? 全く意味が解らない。 ☆浴室外庭の筍がもの凄い数で出て来ているので、全て折って採り、既存の竹も伸びすぎて雨が降ると笹にたまる雨水の重さで大きくしなってしまうので、一定の 高さで切り落とし、それらをアンジェラスの森へ運ぶ。 午前はそのままアンジラスの森で作業を始める準備。 そろそろ制作に復帰しなくてはならない。 ☆午後に再びアンジェラスの森へ上がり、制作再開。 春に作りかけていた小作品の続き。 しかし、どうにも先日から年賀状の整理で首筋が異常に凝っていた痛みがまたぶり返して来て、作業がきつくてたまらない。 それに、何故か午後から胸焼けがして、食欲も無い。 夕食時も酒がまったく美味しくない。 そして眠くてたまらない。 どうやら気温の差が激しいので、風邪をひいてしまったようだ。 早目に床に就く。 5月31日(日) ☆一日、雨。 水冷で気温は上がらず、とても肌寒い一日。 ☆今日は、ゆったりまったりと過ごす。 ☆KAJIMAの模型入選の作品が返って来た。 前回の模型入選の時には鹿島の関連会社が作品を購入してくれたので、今回もそうなるのだろうと思っていた。 しかし、コロナ感染の影響で、東京と大阪での展示会が中止になったので、関連会社が作品を見る機会が無かったのだろう。 インドのシンポジウム以降の唯一の収入源になるかと期待していたのだが、残念なことになってしまった。 ☆夕食後に後片付けをしていて、重宝している皿を床に落として、粉々に割ってしまった。 勝手に手から滑り落ちた感じ。 要注意。 5月30日(土) ☆日中は曇天。 午後半ばより雨。 雨は小降り状態だったが、明日からずっと雨模様で、宮崎は今日梅雨入りした。 ☆午前は、今夜のハウスパーティーの買い出し。 午後はその仕込み。 ☆午後に妻のボーカルレッスン。 私も仕込みの間にハーモニカでジョイント。 ☆夜は妻の職場仲間の女子会ハウスパーティー。 私の手料理でもてなす。 ☆今夜は早目にライブを入れた。 皆さんは昨年暮れのジャズスポットでのライブには来ておられるのだが、あの時はピアノとベースはプロの片貝さんと照沼さんにサポートしてもらったので、妻の弾 き語りを聴かれるのは初めての方が半数であった。 そして私のハーモニカもライブの時に使った物とは違う高価なホーナー・Super64xを使ったので、音色が全然違う。 だから、今夜の我が家でのライブはライブハウスでの演奏とは趣が異なっていたので、演奏が終わっても全く拍手が無い。 皆さんの表情を見ると、びっくりして放心状態で、拍手も念頭にない感じだった。 演奏自体は私も妻も結構あがってミスを連発したのだが、皆さんの反応のお蔭で気持よく演奏を終えることが出来た。 ☆今夜は料理もどれもうまく行って、とても楽しい会となった。 今度はそれぞれ楽器を持ち寄って、みんなで演奏をして楽しもうという事になった。 ☆家の中の断捨離も進んで、かなり整理整頓されてきたので、2階にも案内して家の中を見てもらう。 気が付いたらもう午前様だった。 ☆やはり今日の朝のうちに、世界中のコロナウイルス感染者は600万人を突破した。 5月29日(金) ☆上天気で気温も上昇。 しかし明日からは天候は下り坂で、夕刻から雲が多くなる。 朝夕はまだ肌寒い。 ☆午前に、庭の側溝の土の残りをアンジェラスの森へ運ぶ。 アンジェラスの森には月曜日に上がったばかりだが、わずか4,5日の違いで、山里の雰囲気は一変している。 ま緑に茂った木々の濃厚な臭いが、森の周辺一帯を包み込んでいる。 道路を走りながら、その木々のむせ返るような命の呼気に呑み込まれそうになる。 そして竹の林が今、最も美しい。 ☆午後に九州電力へ。 自宅工房のメーター撤去についての相談。 自宅工房の電源を自宅に接続したので、工房のメーターが不要になった。 ところが電気工事業者が工事をした時点では、まだ新電力と契約していたので、新電力から九州電力へメーター撤去の連絡をしてもらわなければならないと言う事 だった。 それで一昨日に新電力に問い合わせると、もう契約を解除した後なので、新電力側では何も出来ず、私が直接九州電力へ依頼して下さい、という事であった。 だが九州電力へ電話すると、流れてくるガイダンスには該当する窓口が無く、ウェブサイトにも該当する問い合わせ先が無かったので、直接に営業所の窓口へ出 掛けた。 やはり、新電力に替えるとこういう手続きが非常に煩雑で面倒臭くなる。 新電力に切り替えると、その時点で九州電力のデータから、それまでの契約者の住所と契約者名義が消えてしまう。 新電力からは、九州電力には一切の情報がもたらされないのだと言う。 したがって、以前の契約者の情報が判る九州電力の別部署(現在は九州電力から分離して別会社になっているとのこと)に問い合わせて、ようやく自宅工房の 住所と契約者名が判り、窓口が私と対応することが出来た。 もう新電力はこりごりだ。 解約料金を取られて、安くなった筈の電気料は結果的に高い料金を支払うことになったし、こういう面倒なトラブルしか起きなかった。 ☆特別定額給付金は、今日、口座に振り込まれた。 思ったより素早い対応だった。 私の場合は、水道管の大量漏水による高額な水道料金の支払いで消えるので、そのまま高鍋町にお返しすることになる。 アベノマスクは、宮崎市内には配達されているらしいが、我が家には未だである。 しかしマスクは、我が家には備蓄があるので不要である。 何処かに寄付するか。 でも、もうスーパーには価格も落ち着いて充分に出回っている。 ☆全世界でのコロナウイルス症感染者が、今日の午後1時の時点で580万人を突破した。 明日には600万人に到達するだろう。 これからアフリカ、南米の感染者が増加し、さらに第2波、第3波が来れば、世界中の感染者は1000万人に達するのではないのだろうか。 5月28日(木) ☆上天気の爽やかな気候。 ☆午前はロールカーテンの手洗い。 ロールカーテンがかなり汚れて来たので、買い替えを検討していたのだが、我が家のロールカーテンは特注サイズなので市販のサイズでは使えない。 それに、新築した時のロールカーテンの請求書を見てみたら目玉が飛び出るほどの高額だった。 それで駄目で元々、と思って風呂場でゴシゴシ手洗いしてみたら見違えるほどに綺麗になった。 と言う訳で、暇を見て、順次手洗いをしている。 ☆昼前に仕込み用に無塩バターを買いに行ったら、どこのスーパーもバターの在庫が無い。 町内のスーパーを走り回ったが、バターが無い。 やはり外出自粛で、家庭でパンやお菓子を作るようになってバターの消費が増え、またバターには免疫の効果があると言うテレビ番組での影響等もあるらしい。 なんとか使ったことの無いメーカーの無塩バターを見つけたが、一箱のサイズが小さいので、二箱買わないと必要量が確保できず、無駄な出費になった。 ☆空港展事務局の田村から、現在時点での今年の空港展の国内作家・出品参加予定リストが届いた。 10月に変更になったので、秋にはすでに他のスケジュールが這入っている作家も多く、今のところ例年より少ない参加作家数である。 海外作家についてはまだ状況が落ち着かないので、8月中旬あたりに状況をみて再度打診する予定である。 しかし、どうやらコロナウイルスの感染状況が、第2波に這入って来そうな気配が出てきた。 感染症というものは第2波、第3波が必ず来て、避けられないものだと言う。 今日の新聞でも、宮崎で秋に開催予定の国民文化祭も、準備等が全く出来ていない状況から、1年延期や分散、縮小などのあらゆる可能性を模索中とあった。 したがって、国民文化祭の一環の行事として10月開催に移行した空港展も、国民文化祭とは切り離される可能性が濃厚になって来たし、空港のオアシス広場で のイベントが10月には通常に戻ることが出来るのかも全く不透明である。 5月27日(水) ☆午前は曇天で肌寒かった。 昼前から一気に陽が射して来て、午後は気持ちよく晴れる。 ☆年賀状の整理の続き。 チェックしてファイルから取り出すだけの作業なのだが、ずっと下を向いて作業していると、首筋や肩が凝って来て、途中で断念する。 ☆先日、来年2月に開催される第1回みやざき総合美術展の開催要項が発表された。 気になったのが、彫刻部門の出品規定である。 これまでの宮日総合美術展の出品規定では、重さが600kg以内、最大幅・奥行きが4u以内、最長4mだった。 おそらく県展も同じ規定だったと思う。 県展の場合は、県展が県立美術館で開催される時点で、私たちは床の重量制限などをチェックして、出品規定を改めたので、宮日総合美術展もそれに倣ったと思 う。 ところが、今回の”みやざき総合美術展”では、重量600kg以内と4平方メートル以内、最長4mは変わらないが、さ2mという規定が新しく加わっている。 これまでは最長4mだったので、高さも4m以内で、それを越えた出品者には規定を説明して、作家本人に4mに収まるように切断してもらったこともある。 だが、さ2m以内という規定は初めてである。 彫刻は2mという高さなんて、すぐに超えてしまう。 例えば、等身の立像を制作した場合、台座の地山に手を上に伸ばしたポーズの人物を乗せた場合、簡単に2mは越してしまう。 そうでなくても、多くの作品は2mの高さは越えてしまう筈だ。 一体、誰がこんな無意味な規定を提案したのだろう。 宮日総合美術展の企画委員だった私も満木も、この新しい”みやざき総合美術展”には一切の関わりがないので、寝耳に水の信じられない規定である。 およそ、彫刻家がこんな無意味な規定を考えるなんて、在り得ないではないのか。 さを2m以内に規定する意味も根拠も理解できない。 5月26日(火) ☆一日、曇天。 午後半ばから雨となるが、本降りには至らず、暮れるまでには止む。 ☆午後に所用があって、高鍋町美術館へ。 種茂公と鷹山公のブロンズ像にはまだマスクが掛けてあったが、新聞には載らないし、美術館は閉館中で誰も来ないし、全くアピール効果は無い。 ☆午後半ばから、昨日取りかかった工房北側西の植え込みを整地して、除草シートを貼り、砂利を入れる。 ☆妻は今日から正常な授業が始まった。 今日は生徒全員と職員全員にフェイスシールドが配られたということ。 しかし、フェイスシールドは顏全体に呼気の熱が籠るので、非常に蒸し暑いようだ。 したがって、着用は任意だということ。 私はずっと以前は、バッテリーで新鮮な空気を送るドイツ製のフェイスガードを着用していて石の作業をしていた。 マスクよりも、顔全体に新鮮な空気が送り込まれるので、とても爽やかで、快適だった。 しかし、バッテリーが大きくて重く、作業中に非常に邪魔になったのと、プラスチックのフェイスガードが石粉や石片で傷がついて傷んでしまうので、いつの間にか使 わなくなった。 もう30年近く前の事だから、今ではもっと軽量のバッテリーでエアーを送るフェイスガードがあるのではないのだろうか。 ☆世界のコロナ感染者が、今日で550万人を超えた。 やはり今月中に600万人に達するのではないのか。 5月25日(月) ☆概ね晴天の一日。 午前は良く晴れたが、昼前から雲が出てほぼ曇天となる。 午後半ばからは再び晴れて蒸し暑くなったが、夕刻からは急激に肌寒くなる。 ☆午前は断捨離作業。 ロールカーテンや網戸を洗う。 ☆午後は庭の手入れ。 工房北側の西側植込みも雑草の巣になっているので、除草シートを敷こうと思う。 除去した土をアンジェラスの森へ運ぶ。 里山の緑は、もはや新緑ではなく濃い緑となっていた。 ☆浴室外庭の整備をしたら、日当たりがよく風通しがよくなったせいか、一気に沢山の筍が伸びて来た。 こんなに多くの筍が伸びて来たのは初めてである。 採った筍は味噌汁にでも入れようかと思ったが、ネットで調べると”筍の種類は70種類ほどありますが、食用になるのは、数種類だけです”とある。 浴室外庭の竹の種類が判らないので、食べるのは止す。 ☆県越え移動が6月19日から解禁になった。 実は6月20日に義姉の、6月21日に叔母の法事があり、解禁になれば兄妹たちが19日に帰って来れる。 4兄はすでにチケットを買ったという事だが、妹たちは健康面や仕事柄で、一気に三密状態の中で帰省するのはリスクが高すぎるようだ。 世界中が徐々に正常な日常に戻りつつあるが、第二波、第三波がどういうかたちで襲って来るのか。 5月24日(日) ☆不安定な天候の一日。 夜明け前に雨が降ったが、夜明けてからは上天気だった。 しかし洗濯物を干した途端に雨が降り出し、午前は時折りの激しい雨となった。 午後は雲が切れて陽射しが暑くなったが、夕刻にはまた雨が戻って来る。 ☆午前は家の中の断捨離作業。 私は溜まりに溜まった年賀状を整理する。 もう年賀状を見直すことも無い。 ☆午後は妻と宮崎市へ出て、一ッ葉の松林の中に在るギャラリー”風の庵”へ。 妻の知人が個展を開いていて、初めて聞くギャラリーの名前だったので、興味を持って出かけた。 私が以前に個展を開いた”ウインドファーム”(現在は別のレストランになっていた)の近くだったのだが、なかなか場所が分からなかった。 外観は個人の家で、玄関口から入ると、中はちゃんとしたカフェギャラリーになっていた。 ギャラリーの壁のクロスがくすんで汚れているので、かなり年月が経っているように思ったのだが、オーナーが元・小学校の先生で造型教育のメンバーで、早くから ギャラリーは整備して、時たま写真展などを開かれていたのだと言う。 そして今年になって、本格的にカフェギャラリーとして開業されたという事であった。 ここも、昨日の音楽カフェ同様、カフェにはピアノがあり、ライブや演劇なども催されているということである。 私は今の宮崎市内のギャラリーは、ギャラリー”色空”以外はほとんど知らない。 学生時代からの馴染みのギャラリーは殆どなくなってしまった。 ☆帰路に妻の贔屓のパン屋と、ホームセンターに立ち寄る。 ホームセンターは駐車場も満杯で大変な賑わいだった。 先日まで、三満が回避できずに臨時休業していた状況が納得ゆく。 ☆夕刻に、妻にバリカンで散髪をしてもらう。 散髪はインドから帰って以来だから、3か月ぶり。 ☆ネットで色んなネット上のコンクールや展覧会の案内が届く。 ”Stay home”だから、ということでの呼びかけなのだが、もともと美術作家はアトリエや作業場で独りで制作に取り組んでいる人種である。 確かに仕事は無くなったが、元々家に籠って作業をしているので、コロナ禍だからと言って暇ではないのである。 5月23日(土) ☆午前中は曇天で肌寒さが続く。 午後からは次第に雲が晴れて、ようやく暖かさが戻る。 ☆午後から晴れ間が出て来たので、妻と出かける。 まずお隣の新富町の、るぴーもーる 虹ヶ丘商店街にある”ギャラリーしんとみ”へ。 このギャラリーへは初めて足を運んだが、先だって妻の知人が書展をやっていて、妻が出かけて色々話を伺って来た。 このギャラリーは個人経営ではなく、当初は町からの支援事業で始まり、現在は商店街が運営されているという事で、半官半民の運営である。 したがってギャラリー使用料も極めて安く、新聞の広報もしっかりしており、何と言っても作品が売れるらしい。 宮崎市内の画廊は、現在は作品は全く動かない状況なので、県内の作家達がこのギャラリーを使っている背景が理解できた。 妻が退職してから、私と妻の版画展でも開きたいと思っていたので、手始めにこのギャラリーを利用してみようか、という事になった。 矢張り利用者の人気が高く、今年度は来年1月中旬の2週間しか空いていなかったので、取りあえずその期間を申し込んだ。 断捨離作業が一段落したら、妻と版画制作に取り組みたいと思っている。 ☆ギャラリーを出て、次は川南町の”峠の茶屋”へ。 そのころにはもう雲もすっかり晴れて、瑞々しい茶畑が日向灘へ向かって拡がっていた。 定番の抹茶ソフトクリームをいただく。 レストランの片隅では従業員の女性の指導で、絵画教室が開かれていた。 毎週土曜日には絵画教室を催されているようだ。 ☆次に”峠の茶屋”の前の”音楽カフェ暖”へ這入る。 先日訪ねた時は臨時休業だった。 オーナーの方にお話を伺う。 ここには茶畑と日向灘を背にしたステージがあり、普段は様々なジャンルのコンサートを開かれたり、作品展示をされているという事。 現在はコロナの影響で、コンサートは全てキャンセルになってしまったので、ステージは作品展示の場所になっている。 そして、ステージの使用料金が法外に安い。 妻は、ここでライブが出来ないだろうかと考えているのである。 ここだったら、入場料も取らずに済む。 訪れる人たちも、素晴らしい環境に心も晴れる。 ☆近場に色んな面白い空間があるのだなと、感じ入った半日であった。 5月22日(金) ☆一日曇天。 気温は上がらず、今日も肌寒い冷え込んだ一日。 ☆工房修理の後片付けが終わったが、壁板を張り替えた際に取り外した電気のメーターが、そのまま電柱に縛り付けてある。 片付けに来た工務店から電気業者に連絡を取ってもらうと、メーターを外した時点では新電力と電気契約をしていたので、解約した時点で新電力から九州電力に 撤去の工事依頼をしてもらわなければならないと言う。 そうせずに勝手に九電に撤去工事を依頼すると、別枠での工事費用がかかるのだと言う。 どうにも新電力に切り替えると、こういうややこしい問題ばかり起きる。 工務店の話でも、九州電力と新電力は仲が悪く、工務店が家を建てるときは依頼主とその辺りの事はきちんと打ち合わせをするという事であった。 実際、私が新電力の指示で九州電力の担当者とアンジェラスの森の契約内容等について照会して入る電話に、いきなり新電力の担当者が割り込んできて、九州 電力の担当者が驚いて激怒したことがある。 そのときに、九州電力と新電力は意思疎通はうまく行っていないのだと感じた。 ☆ロフトに置いていた、家族のアルバムを片付けた子供部屋に移す。 長男が産まれた時に子宮内滞在期間が長すぎて、すでに子宮内で排尿が始まっていて菌に犯されている可能性があると言うので、長男は産まれた翌日に救急車 で日向市の産院から延岡県立病院へ運ばれてしまった。 それで妻は、朝にたった一度だけ長男を抱いただけで、長男と引き裂かれてしまった。 妻も難産だったので産後の恢復に時間がかかり、その間私は妻の母乳を冷凍して、毎日、延岡県立病院まで通った。 そして妻のために、治療器の中の長男の写真を毎日大量に撮って妻に見せてあげた。 長男が退院してもその写真を撮る習慣は日常となり、ほぼ毎日写真を撮り続けた。 デジカメになる前はすべてプリントしていたので、それで我が家のアルバムは相当の数になった。 家を新築してアルバムの保管場所に困り、ロフトに置いたままになっていた。 子供部屋に移したので、これでいつでも私たち夫婦も帰省する息子たちもアルバムを開けるようになった。 5月21日(木) ☆概ね晴天だが、薄雲のかかった曇天模様。 気温も上がらず、すごく肌寒い一日。 朝のうちに開放した各部屋の窓も、冷たい風が家の中を吹きぬけて、慌てて閉める。 ☆午前に庭の草刈りと除草。 除草しても、残った根から次々に草が生えてくる。 手間を考えると、除草剤を散布した方がロスが少ないのだが、やはり大地に薬品を蒔くと言うのは抵抗がある。 ☆毎年5月に開催される今年度の第1回高鍋町美術館協議会は、コロナ感染症拡大防止で今回は資料配布のみになった。 会長の私の名前での資料が送られてきたので、目を通す。 豊富な資料がきちんと整理され、昨年度の開館20周年の高鍋町美術館の全国区での展開の充実ぶりが伝わって来る。 すこし尋ねたいことがあって、青井学芸員とメッセンジャーでやり取りをする。 ☆某海外コンペの情報が届いたので、要項を和訳し、事務局にアプリケーションフォームを送ってもらう。 動ける事には動いてゆきたい。 ネット上でのコンペのエントリー案内も届いているが、よく内容が判らないので、こちらは保留している。 ☆今日の時点でコロナウイルスの世界中での感染者が、500万人を突破した。 ただアフリカの状況が全く把握できていないということなので、すでに感染者は600万人を超えているのではないのだろうか。 1月にコロナ感染が拡大し、専門家が世界中の感染者は600万人に拡大するだろうと言う見解を示してから、わずか4カ月余りでその予測は実際化した。 その予測を、インドのドミトリー同室のガオ・メンから見せられた時には、それは確実な数字だと思ったが、これほどまでに早期に到達するとは思っていなかった。 5月20日(水) ☆晴天の一日。 午後は雲が多くなる。 朝夕はとても肌寒い。 ☆午前に工房修理作業の足場を撤去。 ☆プランターのミニトマトの支柱をやりかえていたら、ミニトマトだけではなくほかの苗も虫食いが出ている。 葉の裏をめくってみると、あちこちに黄色い卵がびっしりついている。 手で除去してみると、指が脂質でベトベトする。 アブラムシの卵で、なぜアブラムシという名前なのか納得した。 ☆午後は妻とホームセンターで新しいプランターと花の苗、そしてアブラムシの殺虫剤を購入。 庭を整備してプランターに花を植えたら、もっと花を増やしたくなった。 以前はまったく花に水をやる余裕も無かったので、花を植えても枯らしてしまうのが関の山だった。 ☆私は昨日の水道蛇口下のレンガ貼りの仕上げ。 壁際のモルタル仕上げと目地入れ作業。 ☆私は普段は妻と会話するだけで、殆ど誰とも会話する機会が無い。 外出もスーパーへ買い物に行くだけで、人と言葉を交わすことは無い。 したがって、マスクを着用するのはスーパーで買い物する時間だけなので、マスクの取り替え頻度は非常に少ない。 我が家には昨年のマレーシア大気汚染対策で買ったマスクがまだたくさん残っていて、マスクを新たに買う必要が無い。 だから我が家にはアベノマスクなんて全く不要なのだ。 全国民にマスクを配布すると言う施策自体は間違っていない。 昨年のマレーシアでの大気汚染の時にも、マレーシアでは全国民にマスクを配布した。 しかし、アベノマスクは未だに国民に届かない。 市販のマスクも供給が充分になり価格も下がってきた。 多くの国民が、いまさらアベノマスクなんて必要として居ないだろう。 5月19日(火) ☆雨上がりの上天気。 しかし一日中強風が吹き荒れ、そのせいか気温は上がらず、室内はとても肌寒かった。 夜になって肌寒さが増す。 ☆午前に特別定額給付金の申請書を投函。 ☆午後に法務局へ。 先日申請した某登記が完了したので、書類を受け取りに行く。 ☆午後は、工房北側に整備した花壇脇の水道蛇口の下にレンガを貼る。 何時も除草してもすぐに羊歯が生い茂ってしまうので、レンガを貼って常に気持ち好く使えるようにする。 レンガを貼る作業は初めての経験だったが、作品の設置作業の延長線にある作業なので、それほど難しい作業ではない。 ☆家の中もずい分片付いて来て、気候も良くなってきたので、これまで閉めたままだったロールカーテンとブラインドを巻き上げ、窓も開けて風通しを良くした。 隣の庭の柿の若葉が窓いっぱいに拡がって、実に気持ち好い。 家を建てた当時はカーテンもブラインドも上げ、窓も全開にしていたのだが、余りにも風通しの良い家の構造なので書類等の軽い物が風で舞い上がってしまい、い つの間にか窓は閉じたままになってしまった。 断捨離が進んで、ようやく家を建てた当時の清々しい環境に戻りつつある。 5月18日(月) ☆一日雨。 午前と夕刻からは激しく降る。 夜に遠雷。 ☆あの若いカップルの鳩は何処へ行ったのだろうか。 妻も鳩の鳴き声がすると気になるようだ。 1羽の鳩が雨の中、電信柱の上で鳴いている。 しかし体が大きいので、あの若い鳩たちではない。 ☆午後は妻のボーカルレッスン。 講師の片貝さんと一緒にユニットパートナーの照沼さんも来訪。 照沼さんは美術関係の本が見たいという事だったので、妻のレッスンの間は2階のプレイルームで仏像関係の本を見てもらった。 コロナ禍で全く仕事が無くなり、家に籠っているけれど、音楽と言うのは一人では成り立たない職種で、何か一人で籠って出来るようなインスピレーションを得たい、 ということであった。 せっかく仕事が無くて籠っているので、この機会に自分をじっくり見つめ直してみたくて、美術関係の本から何かインスピレーションを得て、それが自分の音楽にも 撥ね返ってくれたら、という思いだということである。 本棚の本を見て貰って、仏像の全集に目が留まり、見たい、ということであった。 照沼さんは高校時代は美術部だったということもあって、矢継ぎ早に質問が飛んで来る。 5月17日(日) ☆一日曇天。 お昼前後には一時的に陽が射したが、天候の回復は無し。 ☆早朝に新聞を取りに出た時には、2階のベランダには鳩の気配は無かったので安心していた。 ところが朝食後に庭の除草作業を始めた妻が、また鳩が来ている!と言う。 見ると、また昨日のカップルが来ていて、しかも雌は網目から内側に入り込んで、再び好い産卵場所が出来たとばかりに巣籠りしている。 網目が広かったのだと、網目を絞るためのロープを探している間に鳩は飛び去って行った。 その間にロープを張り巡らして、鳩が庇の上の内側入れないようにした。 ほどなくして小枝を咥えた雄が戻ってきたが、巣籠りしている筈の雌が居ないので、驚いたように周りを見回している。 その様が、鳩なのになんだか人間の新婚カップルのように思えて、消えた愛妻を探している風で不憫でならなかった。 ☆午後は自宅の裏の雨樋周辺に絡まって残っていた蔦の残骸と、樋の中にたまっていてゴミや蔦の残骸を除去する作業。 浴室外庭の竹も整理する。 夕刻にアンジェラスの森へ捨てに行く。 ☆妻が退職して、家の中や庭を手入れする様になって、家の中も外回りもすっきり綺麗になってきた。 結婚して、妻と2人でこんなに一緒にゆったり過ごすのは初めてだ。 これまで2人で家の内外をきちんと手入れする余裕などなかったのだ。 次第に家が清々しく、風通しの良い快適な空間になってきた。 ☆定期的な収入のあった方たちは、コロナ禍によって収入源が断たれ地獄の日々を過ごされているだろう。 しかし、私は近年は殆ど無収入状態が続いている身なので、特別大きな支出が無ければ、あまり例年と変わりはない。 むしろ、コロナ禍で、再任用で4月から再び教職に就く予定だった妻も休校措置で在宅勤務が続き、2人でゆったり過ごせている。 ☆私が2月初めまで滞在していたインドは、5月11日時点で今やコロナ感染者が6万7161人、死者は2212人となっている。 そして私が帰国する当時、日本へ帰国する私を心配してくれたヨーロッパの作家達は、その後は自分たちの国が厳しいロックダウンを敷かねばならない状況にな ってしまった。 結果的に、日本へ帰った私が最も安全な場所に戻れたという今の状況ではないのか。 5月16日(土) ☆夜中から雨脚が強まり、一日雨。 夜明け前は遠雷。 雨は昼過ぎまで激しく降る。 ☆先日から2階アトリエのベランダに、若いカップルの鳩が巣作りを始めた。 毎年この時期になると、出来たばかりの若いカップルの鳩が巣作りにやってくる。 以前に放って置いたら、卵が孵って鳩の巣になり大変だったことがある。 巣が出来上がってから金網を張ると、鳩が金網に絡まって死んだりしたこともあったので、今は巣作りが始まると早いうちに巣作りできない様に対応してきた。 しかし今回の若いカップルは一向に諦めない。 いくらあの手この手で対応して追い払っても、カップルはすぐに戻ってきて、座り込む。 その様子が産卵直前の気配なので、午後はホームセンターへ行って鳩避けの資材を探してみたが、ネットや金網は高くて手が出ず、一番安い長い突起の付いた 鳩避けシートを買ってきて並べた。 それで安心と思いきや、何のことはない、いつの間にか雌の鳩がその鳩避けシートの上に座り込んでいて、何の役にも立っていない。 やはりネットが必要と感じ、園芸用の蔓を這わせる目の広いネットで覆うことにした。 ところが座り込んでいる雌鳩に近づいてもまったく動こうとしない。 仕方なく追い払うと慌てて飛び立ったと同時に、何かがベランダに落ちてきた。 割れた卵だった。 このカップルは産卵直前で、どうしてもベランダで急いで産卵しなければならず、それで追い払っても逃げなかったのだ。 可哀相なことをしたが、雛が孵ってからでは彼等の受ける損害は大きくなる。 どこか、誰にも迷惑にならない場所で新しく巣作りして欲しい。 ☆高鍋町から特別定額給付金の申請書が届いた。 先日の週報折込の案内では、18日から順次発送となっていたので、やはりクレームが多くて発送を早めたようだ。 私の給付金は、昨日記したように、水道管の大量漏水による高額な水道料金支払いで、あっという間に消えてしまう。 ☆「7日間book cover challenge」7日目を投稿する。 やっと終わった。 今日も”いいね”はわずかだが、私の側面の精神史を知ってもらう事にはなったかもしれない。 紹介した本は全て、20代、30代の独身時代に愛読したものばかりである。 5月15日(金) ☆日中は陽射しの出る曇天。 夕刻から雨となり、雨は本格的になる。 気温は今日も冷え冷えとする。 ☆朝一に法務局へ。 某登記申請書の提出。 ☆町の上下水道課から連絡があり、水道工事業者から書類も届き精査した結果、私がインド滞在中に水道管の漏水によって高額な請求額になっていた水道料 が、減額になったということ。 当初の請求額は、私の年金の半年分に相当していたので、年金しか収入の無い今の私にはとてもでは支払えない額であった。 減額措置によって、何とかコロナ給付金で支払えそうで、ホッとする。 ☆「7日間book cover challenge」6日目を投稿する。 今日も”いいね”は数名のみ。 もうこういうチャレンジは止めよう。 それこそ、コロナウイルスによって、チャレンジウイルスに感染させられてしまった感じである。 5月14日(木) ☆晴天の一日。 今日も朝夕は冷え込む。 ☆工房修理4日目。 午前に板金屋による壁板の張り替えと雨樋の取り換え作業。 ところが雨樋の受け金具を止める穴を開けたところ、天井内部の木造構造が朽ちてしまっていて、モルタルの裏に何もないことが判明。 無理をしてモルタル部だけで固定しても、雨が降れば雨樋に流れ込む雨の重さで直ぐに留め金具が抜けてしまう。 もし落下した雨樋が通行人に当たったら大変なことになるし、雨樋が無くても問題は無いので、雨樋の取り付けは見送ることになった。 やはりこのモルタル倉庫を維持しようと思ったら、一度屋根工事をして天井の木造構造をやり替える必要がある。 しかしそのためには、見積もりでは200万円近い費用が必要だったので、今の仕事激減の状況では不可能な工事だ。 ☆午後は左官の仕上げ作業。 これで台風被害の修理は終了か。 ☆「7日間book cover challenge」5日目を投稿する。 今日の本は、私にとっては大好きな歌集なのだが、よりマイナーな本なので、”いいね”はわずか数人のみ。 今回のチャレンジには準備にかなりの労力を使ったのだが、どういう意義があるのか。 ただ私個人的には、今回のチャレンジは4、50年ぶりに大切な本を読み返すことが出来て、嬉しいことではあった。 5月13日(水) ☆晴天の一日。 しかし朝夕の冷え込みは続いて、今朝も冷たい風が吹いた。 ☆工房修理3日目。 今日は西側の屋根下の左官工事。 工房の元の建物は高鍋町で一番古いモルタル建物で、もう100年以上経っている。 ここ1,2年の激しい台風の風圧で、そのモルタル壁が剥離し始めた。 今のうちに補修しておかないと取り返しのつかないことになる。 しかし、左官さんの話だと、屋根も老朽化で動いているので、また台風で屋根が動いたら再びモルタル壁は剥離するだろうという事だった。 ☆午前に血圧の健診でO内科へ。 何時もは名前を書いてから、1時間以上は待たなければならないので、そのつもりで出かけたら患者は数名しかおらず、慌てて銀行へ走って診察代を確保して病 院へ戻った。 いま、病院へ行くとコロナ感染が怖いという事で、患者たちが通院を控えているという状況なのだ。 病院へ戻ったらすぐに診察が始まった。 健診の結果は異状なし。 O先生も看護師も顔面に防疫用のフェイスシールドを付けておられた。 妻が昨日健診に来て、このフェイスシールドのことは聞いていたので驚かずに済んだ。 アマゾンで購入された中国製だという事であった。 ☆「7日間book cover challenge」4日目を投稿する。 今はあらたに”おうちギャラリー”と言うのが廻っているようだ。 ブックカバーチャレンジが終わったら、引き続いてこの”おうちギャラリー”に参加されている方も多い。 これに世界中の彫刻家の間で廻されている、10日間の作品UPがある。 これって、相当な時間の無駄、エネルギーの無駄だと思えてならない。 ☆ゴダイゴの浅野孝巳さんが亡くなられた。 浅野さんは宮崎空港で開催されていたエアポート・ギターショーにゲストとして良く来られていて、2005年には我が家の長男と次男も浅野さんと一緒に写真を撮ら せてもらった。 ☆午後1時39分に、ドンドンと突き上げるような揺れが続いた。 横揺れではないので、最近活発な桜島の噴火かと思ったら、日向灘震源の地震だった。 高鍋町で震度2。 5月12日(火) ☆午前のうちは曇天で、強い寒風が吹き荒れて、寒々しい冷え込みとなった。 午後半ばからは雲も切れて、ようやく陽射しが出て気温が上がった。 ☆朝のうちに、工房の電源を自宅の電源に接続作業。 工房の電気料支払いは新電力に切り替えていたので、新電力の会社に契約解除の手続きをする。 アンジェラスの森の動力は3年縛りで解約時に違約金が取られたが、工房の契約は違約金の発生しない契約だった。 ☆「7日間book cover challenge」3日目を投稿する。 今日からの紹介は、マイナーな短歌の本に這入る。 独身時代は短歌の本ばかり読んでいて、今回の断捨離では捨てきれなかった本である。 殆どは出版元に直接現金を送って購入した本ばかりなので、簡単には断捨離できない。 短歌はマイナーな世界なので、”いいね”は当然わずかだし、コメントも皆無である。 ☆知人から、今日の宮崎市の”陽だまり”のマスク姿写真が送られてきた。 真新しいマスクだと言う事なので、やはりこのブロンズ像へのマスクは悪戯ではなく、きちんと取り換えて下さる市民の方がおられるようだ。 5月11日(月) ☆上天気の一日。 気温も上昇し、陽射しの暑い一日となった。 ☆今日から自宅工房の台風被害の修理作業に入る。 今日は足場の組み立てと、壁板を張り替えるためのメーターの撤去。 それで終るはずだったが、電気工事店の意見として、工房と自宅を別々に電気契約をしていたのでは電気基本料金が勿体ないので、工房の電気は自宅から引っ 張ってきた方が良いのではないかと提案される。 確かに工房を始めた時点では大型機械や動力を使っていたので、工房で独立した電気契約が必要だった。 しかし現在は石の制作はアンジェラスの森で行っているし、自宅工房で使う電動工具はドリルや小型サンダーとラジオくらいのものである。 工房の電気を自宅の電源から取っても大きな負荷はかからない。 それで午後に、工房から自宅電源への引き込み線の工事が這入った。 ☆私は午前に自宅裏の除草作業。 先日、水道管の漏水工事をした時にはまだ草は生えていなかったが、今ではドクダミ等のジャングルになってしまっていた。 幸い小砂利を敷いてあるので、除草作業は楽であった。 除草した草は、午後にアンジェラスの森へ捨てに行く。 数日ぶりに里山を走ると、樹々の若葉の香りがとても馨しい。 ☆午後は妻のボーカルレッスン。 妻が月曜は出勤日ではなくなったので、土曜日のレッスン日からから替えて貰った。 土曜は講師の片貝さんが、高校生の通学電車の時間帯と重なって座る席も無く、苦労されていたからである。 私も除草作業の手を休めて、ハーモニカでジョイントする。 ☆「7日間book cover challenge」2日目を投稿する。 2日目のバトンタッチをお願いする人が思いつかない。 アテにしていた方たちは、フェイスブックを見てみたら、すでにチャレンジされている方たちばかりであった。 またバトンタッチして欲しいと思う心当たりの作家たちのフェイスブックを覗いてみると、みなさん寡黙でフェイスブックの更新頻度が少なく、チャレンジをお願いする のは負担を掛けて迷惑になってしまう。 だれがこんなことを始めたのだろう。 コロナウイルスだからと言って、私たち作家は暇ではないのである。 ☆行橋から今年のまちなかオブジェ・プロジェクトの図録が届いた。 期間中の毎日の詳細日記や日々の進行状態の画像など、とても丁寧で詳細な報告書である。 こうして全ての記録を1冊の図録にまとめておくことはとても大切なことだ。 この記録をパワーポイントに保存しておけば、活用の場が広がる。 5月10日(日) ☆午前は時折り小雨の降る曇天。 午後には薄日も射して、急激に気温が上昇して蒸し暑くなる。 ☆「7日間book cover challenge」の準備。 アップの仕方も分からないので、このチャレンジをされている方たちのフェイスブックページを見て、投稿文章をコピーし、投稿の下準備をする。 そして投稿する7冊の本についてのコメントを作成して、7日間毎日スムーズに投稿できる準備をする。 コメントは必要ないというルール(コメントを書いていたらチャレンジが進まないという配慮からだろう)なのだが、やはり表紙の画像だけでは、私にとってなぜこの7 冊なのかというメッセージが伝わらない。 この作業で、夕刻までかかってしまった。 普段は殆ど本を読まない私なので、そんなボロの出るような馬鹿なことはしない方が良いと妻に諌められるが、書評を書く訳ではないので私なりの紹介で展開する しかない。 このチャレンジは、毎回次の方へバトンタッチをしてゆくものなのだが、チャレンジをされている方たちはフェイスブック投稿の中で次の方を指名している方はあまり 居られないので(おそらくメッセンジャーなどで個別に依頼されているのだろう)、バトンタッチは後回しにして、取りあえず今日の分を投稿する。 ☆投稿後に、アテにしていた友人にバトンをお願いしてみたら、すでに他の方からバトン依頼が来ていて、まだ準備が出来ていなくてフェイスブックへの投稿が出来 ていないという事だった。 しかし複数の方からのバトン依頼は問題ないということなので、受けて貰えることになった。 5月9日(土) ☆一日、はっきりしない天候。 朝のうちに小雨がぱらつき、日中は陽射しが出たり曇ったり、夕刻から再び雨となり、雨は夜には本格的に降る。 ☆今日は一日、洗面台の漏水の修理作業。 最初は排水管の詰まりだろうと思い、10時になったら業者に電話しようと思っていた。 その前に、様子だけ見てみようと思っていたら、妻が洗面台の中も濡れていると言う。 点検すると、給湯管の接続部から水漏れしていた。 ナットを閉めれば解決すると思ったが、その接続部にはナットが無い。 取りあえず、洗面台の配管をすべて外して詰まりが無いかを点検しながら、クリーンにする。 そして、ホームセンターへ出かけて、同じような構造の蛇口を調べてみる。 ☆最悪の場合は蛇口の交換かと思ったが、給湯できる蛇口は価格が2万から3万円もして、それを業者に交換依頼をしたら5万円はかかりそうだと断念。 展示品の給湯管の接続部を見たら、差し込み式になっていて、パッキンがはまっている。 それで、水漏れの原因はパッキンの劣化だと言うことが判ったので、シールとパッキンを購入して修理することにした。 ところが、ホームセンターの展示品では、差し込み側にパッキンがはめられていたのだが、我が家のものは受け側の管のなかにパッキンがはまっており、パッキン の取り替えが出来ない。 パッキンの代わりにコーキング剤を塗ったりしながら修理を試みるが、何度やっても水漏れが止まらない。 あれこれ試行して、コーキング剤、シール、絶縁テープでがんじがらめに巻きつけて、ようやく水漏れが止まったのはもう夕刻だった。 応急処置だから、いずれまた水漏れするだろう。 しかし、ネットで調べてみたら我が家の洗面台のメーカーは、すでに洗面台の生産を中止していた。 ☆今日の段階で、世界中のコロナウイルス感染者は400万人を超えた。 最近は1週間に50万人ずつ増えていたのが、今回は5日で50万人と急増したらしい。 そうなるとインドで同室だったガオ・メンが、コロナウイルス発生時に識者の見解として示していた、コロナ感染者は世界中で600万人に達するだろうと言う予告は 今月中にはほぼ到達する。 ☆一方、宮崎県内でのコロナウイルス感染確認者は、4月11日に17例目が確認された以降は確認者は出ていない。 いずれも海外、東京、福岡等の感染地域からの持ち込み感染で、宮崎県内での空気感染は発生していない。 このまま推移するのだろうか。 感染が治まったとされる韓国で、再び感染者が増えているので予断はできない。 ☆高鍋町美術館は今月12日までの休館だったが、今日になって6月1日までの休館へと延長になった。 国の指針では、宮崎県は11日から休業要請は解除されて、図書館や美術館は開放するようにという方向性が示されていたが、高鍋町美術館は予定していた8月 末まで企画展がすべて延期されたので、スケジュール的に企画展の無いままの開館は出来ないのかもしれない。 5月8日(金) ☆天気予報では晴天だったが、半分は重い雲の覆う曇天となった。 気温も室内に居ると、肌寒さを感じた。 ☆午後に庭の芝刈り。 芝刈り機を買って一度も刃を研いでいなかったので、分解して刃を研ぐ。 ☆夕刻に、フェイスブックにアップする7冊の本の表紙をスキャンする。 しかし、まだ次に指名する人を決めていないので、今日中にはフェイスブックにはアップできなかったが、スキャンしながら他にも適切な本が何冊かあることに気が 付いた。 そして、リビングでスキャンしていると、傍らに置いたそれらの本が、周囲に散乱している書類等とはまったく存在感が異なっていて、本ってやはり読まなくても本棚 に置いておくだけでも精神空間を豊かにするものだと悟った。 今になって、先日思い切って断捨離して処分した本の中にも、捨てるべきではなかったものがあったことを悔いた。 本は、読んだら”用無し”にはならないのである。 読んでいないアクセサリーとしての本にも、存在意義はあるのだ。 ☆今日届いた高鍋町の週報に、ようやく特別定額給付金の案内文書が挟まれていた。 それによると、郵送は5月18日から順次発送するということ。 そして給付は5月29日から順次給付開始ということなので、給付は6月という事になる。 今必要な家庭が多いはずなのに。 マイナンバーカードによるオンライン申請は昨日から始まったらしいが、私はマイナンバーカードを作っていない。 宮崎市役所では、このマイナンバーカードの申請に市民が殺到して、大混乱しているようだ。 これまでマイナンバーカードの必要性が全くなかったので、多くの方が持っていないのだろう。 ☆洗面台の下から水漏れがしている。 数年前にも私が海外滞在で不在中にキッチンの床から水があふれ出して、妻があわててネットで業者を探して排水管のクリーニングをしてもらったことがある。 結構高額な料金を請求されたようだ。 どうにも先般から、水回りのトラブルが続く。 5月7日(木) ☆今日はスッキリ晴れた快晴の一日。 夜明け前から午前一杯は強い春嵐のような強風が吹き荒れたが、気温が高かったので支障はなし。 夕刻からは冷え込んでくる。 ☆必要な手続きがあって、午前に妻と法務局へ。 1階がハローワークになっていて、やはり駐車場も満車で多くの人が職を求めて訪れていた。 ☆私は今日も、庭の手入れの作業。 工房北側花壇添いの通路の除草作業。 羊歯とドクダミを根っこから抜き取る作業で、なかなか根の要る作業。 ☆気温の変化が大きいので、少し風邪気味。 5月6日(振休・水) ☆晴天の一日。 やはり午前中は薄らぼんやりの晴れ間。 そして今日も気温はぐんぐん上昇。 ☆今日は一日、工房北側花壇のガーデニング作業。 午前のうちにホームセンターへ出掛け、昨日下調べをしていた資材と、日陰に適した花類を購入。 午後に、花壇の土の中に残っているドクダミ等の根っこを完全に除去して、除草シートを張る。 そこへ花を植えたフラワーポットを並べて、周りに砂利を敷いて完成。 ガーデニングなんてやったことが無いので、妻とあれこれ試行錯誤しながらの作業であったが、雑草まみれの花壇がスッキリなって気持ちが好い。 妻が退職して、徹底的に断捨離と家と庭の手入れをやってくれているので、家全体がすっきりと片付いて綺麗になってきた。 妻と結婚して以来、こんなに2人で一緒に何かをしながら過ごすのは初めてではなかろうか。 ☆フェイスブックへの本の表紙の7日間アップは、まだ本の表紙の画像を撮る時間もないし、次にバトンする人も思いつかないので、今日はアップできず。 ☆日中の作業の適度な疲労と快い気候で、夜はぐっすり眠る。 5月5日(祝・火) ☆午前は曇天。 午後は昨日同様に薄らぼんやりながらの晴天。 昨日に引き続き、気温は上昇して暑くなる。 ☆今日も、午前は庭の手入れ。 妻は昨日に引き続き、庭の除草。 私は、妻が昨日除去した草や蔦などを軽トラに積み込んで、アンジェラスの森へ捨てに行く。 ☆午後はホームセンターへ。 昨日に私が土を捨てた工房北側の花壇を経費を掛けずに、雑草が生えてこない処理をして、どう展開させるか。 ネットや本等で下調べをして、それを基に事前の市場調査。 陽の当たらない場所なので、日陰に適したハーブ類の花壇にしようかと思う。 ☆ホームセンターはいずこも賑わっている。 我が家はたまたま妻の退職に合わせての断捨離作業と家や庭の手入れの毎日を過ごしているのだが、コロナウイルスによる活動自粛によって、皆さん家に閉じ 籠らざるを得ず、その結果、どの家でも断捨離作業と庭の手入れしかやることが無いようだ。 県内の大手のホームセンターでは、余りにもの来客の多さで”三密”を保てなくなり、休業してしまったほどだ。 町内を走っていると、今日はどの家でも草を取ったりの作業にいそしんでいて、除草した草を詰め込んだゴミ袋が並んでいた。 ☆また、スーパーに行くと、いろんな現象が目につく。 今ではトイレットペーパの棚は正常に戻ったが、食料品売り場ではニンニクとネギがとつぜん姿を消して、何かニンニクとネギがコロナウイルス感染の予防に成る と言う情報が巷を走り回っているのかと思わせられたり、最近はパスタの棚が空っぽになってしまった。 イタリアからの輸入が止まったのかとも思ったが、今日は日本のメーカーのパスタも完全に姿を消していた。 ☆フェイスブックで彫刻家による作品のアップなどのチェーンイベントが大流行りしているが、今日は知人から好きな本の表紙を7日間アップするイベントの指名が 来た。 私は先日に、学生時代から買い溜めていた本の殆どを断捨離で捨てたばかりだったので、このイベントの指名が来たらどうしようと思っていた。 かねてからお世話になっている方からの指名なので、お断りするのも失礼なので事情を説明し、残った本をチェックして、このイベントへの参加が可能かどうかの 返事をする旨をお伝えした。 本棚を見渡すと、どうしても捨てきれなかった本で、フェイスブックで紹介できるような本は短歌関係のものしかない。 本はなんとか7冊選んでは見たが、イベントのルールで、ねずみ講のように毎日次の参加者を指名しなければならず、どなたに廻して行けば好いのかさっぱり思い つかない。 そうしたら、私を指名して下さった方は、私一人しか指名しておられず、無理して毎日別な人を指名する必要もないという事で、少しホッとする。 5月4日(祝・月) ☆夜明け前まで雨。 晨には遠雷が轟き渡る。 午前は曇天だったが、午後からは薄雲がかかってはいたものの、概ね晴天。 気温は上昇し、室内でじっとしていても汗ばむほどだった。 宮崎県内はいずこも今年最高の気温となったようだ。 ☆今日は一日、庭の除草作業。 私は工房北側の花壇が草ぼうぼうになっているので、石を敷いて草が生えない様にしようという妻の提案で、植物の根を取り除きながら、表層土を削って軽トラで アンジェラスの森へ運ぶ。 バケツに入れての作業なので、夕刻までかかった。 アンジェラスの森は新緑で気持が好かった。 ☆妻は朝から夕刻までずっと庭の除草作業をやっていた。 妻がこんなに働き者だとは、今日まで知らなかった。 生来の怠け者である私には出来ないことだ。 ☆久しぶりの”労働”だったので、暮れてから眠くて仕様が無く、9時過ぎには寝る。 健康的な生活ではある。 5月3日(祝・日) ☆夜中から雨。 昼前後に一時的に陽が射したが、天候の回復は無く、一日雨。 ☆午前は今夜のハウスパーティーの買い出し。 午後はハウスパーティーの仕込み。 ☆今夜は妻のボーカルレッスンの講師の片貝さんと音楽パートナーの照沼さんをお呼びしてのホームパーティー。 コロナウイルスの影響で、お二人とも殆ど演奏活動の場を奪われて、収入も無い状態なので、お二人に我が家で演奏していただこうと言う妻の配慮であった。 妻と私の演奏、片貝さんと照沼さんの演奏、そして片貝さんと照沼さんと妻とのジョイント演奏を挟みながら、私の手料理で楽しんでいただいた。 ☆コロナウイルス対策での様々な自粛によって、中国やインドの大気汚染が改善され、海や川が澄み切ってきた。 人類滅亡に向う手前で、”コロナ様”が誰もが為しえなかった経済優先による自然破壊を止めて見せてくれた。 コロナウイルスで人類の半分が死んでも、わずか50年前に戻るだけのことに過ぎない。 私たちは人類が生き延びるための瀬戸際を”コロナ様”によって経験させられている、貴重な歴史の節目の目撃者となっている。 コロナ後にやってくる次の新しい世界に向って、前向きに生きて行こう。 そんなことを語りながらの一夜であった。 ☆だが一方では、アフリカ・ジンバブエの作家から、コロナウイルスによって仕事も無くなり、もはや食べるものも無い、どうかわずかなお金でもいいから送ってくださ い、と振込口座を記したメッセンジャーが届いた。 彼女とは中国・西安で一緒になり、アフリカ女性らしい底抜けに明るい作家だった。 彼女もジンバブエの代表として、ISSAのマスクアピールに参加している。 アフリカの惨状は容易に想像できるが、しかし私もこの先何の収入も無い。 片貝さんの話でも、ライブハウスの自粛によって多くのライブハウスが家賃が払えず、同様に寄付を求めての口座番号記載のメールが飛び交っていると言う。 何とかこの危機を乗り越えて行かなければ。 5月2日(土) ☆晴天。 とても陽射しが強くて、気温がぐんぐん上昇。 全国的に気温が高かったようだが、宮崎県内でも各地で25℃以上の夏日となった。 ☆今日は家周りの掃除。 私は勝手口倉庫の東側壁と雨樋の中に残っていた蔦の残骸の撤去。 及び、勝手口倉庫東側壁とブロック塀の間に活き残っている何本もの蔦の枝の切断作業。 先日、除草剤を注入していたがまったく効いていないので、可能な限り切断して再び除草剤を注入する。 多分、地中にまだ蔦の根っこが生きている。 私が動けるうちに撤去しておかないと、私が死んだらまた家じゅうが蔦に絡まれてしまう。 今日は夏日だったので、暑くて汗びっしょりの作業になった。 ☆妻は網戸を掃除。 ☆コロナウイルスの給付金等について、高鍋町はまったく動きが鈍い。 都城市は昨日のオンライン申請開始初日で、昨日のうちにすでに給付金10万円が振り込まれている。 高鍋町は未だに申請時期さえも決定されていない。 町民からそうした不満が上がっているのだろう、某町議員が助成金の一覧をまとめて各戸に配布してくれた。 しかし、やはりそれらの助成金には私の状況に合致する条件の事業給付金は無い。 ☆彫刻家もオンラインでの活動が必要になって来ると思っていたら、今日は世界初のオンライン彫刻シンポジウムの案内が届いた。 A.I.E.S.MとISSAが共同主催で開催するものだ。 デッサンでの応募で選ばれた作家たちが毎日、彫刻の制作進行状態の画像をウェブサイトに送って、最終的にオルガナイザーとパブリックの投票によって受賞作 家を決めると言うものである。 5月1日(金) ☆晴天の一日。 外に出ると陽射しが暑いが、室内はまだ空気が冷たい。 ☆いよいよ今日から5月。 麗しの薫風薫るさみどりの季節だが、外出自粛で当分は家に籠らざるを得ない。 妻は緑の野へ出掛けたいようだが、連休の間はじっとしておこう。 ☆妻は学校の休校が延長になったので、その対応で出勤した。 ☆私は書斎の整理の続き。 大まかな断捨離は済んだので、残った書類等をこまめにチェックして整理しているので時間がかかる。 ☆新型コロナウイルス対策で、宮崎県が減収業者への20万円給付の申請予約を今日から開始した。 しかし対象は、今年1月から4月までの売り上げが前年比75%以上の減収が条件で、私は昨年は1月から4月までは無収入だったので対象外となる。 また国の個人事業主100万円の持続化給付金の対象も、前年同月比で50%以上減少している個人事業主なので、こちらも対象外である。 ただ、こちらは売り上げが一定期間に偏る企業などには特例がある、と言う。 私など、収入は年に2、3回の海外シンポジウム報酬しかないのだから、こういう特例には当てはまらないのだろうか。 また、今年に入って居酒屋を開業した下の妹の場合は、前年の事業実績など無い訳だから、丸っきり対象外になるのではないのか。 最初から言われているように、日本の場合はこうして様々な条件付けをして、結局は給付対象を絞って多くの人が給付できなくなる。 ドイツのように、こうした書類審査なしに、申請すれば即座に3か月分振り込まれる救済措置とは雲泥の差である。 ☆また国民一律10万円給付も、高鍋町は今日現在でも申請時期も支給開始時期も未定である。 今日からオンライン申請の受付が全国の市区町村で始まったと言うのに、高鍋町は何の広報も無い。 |